安倍政権は安保でもアベノミクスでもデータ捏造しまくり・・・
LITERA
【転載開始】
“裁量労働制データ”はミスじゃなく捏造だ!
安倍政権は安保でもアベノミクスでもデータ捏造しまくり
■「GDP過去最高」も、「正社員の有効求人倍率」も
詐術だった
安倍首相も加藤厚労相もこのことを知らない
はずがない。
彼らはこれを知っていてすべて無視し、
“一般の労働者のほうが労働時間が長い”と
する偽のデータを使ってきたのだ。
しかも、15日の国会では、厚生労働省の
山越敬一労働基準局長が、「他に裁量性の
労働者のほうが労働時間が短いというデータを
もっているのか」と問われて、「そういったデータ
はもちあわせていない」と答えている。
ようするに、厚労相はきちんと調査をしたら、
捏造データと違う結果になることがわかって
いるから、これまであえて調査しなかったのだ。
「いままでのパターンからしたら、官邸が『とに
かく、一般の労働時間のほうが長いというデータ
を出せ』と強引に迫り、困った厚労省の担当者が
恣意的に、調査結果をいじり、つじつまあわせを
したのでしょう。官邸も、これまでもこういう数字
のトリックをいっぱい使っていますから、強行できる
と考えたのではないでしょうか」
(全国紙官邸担当記者)
実際、安倍政権はこれまでも都合のよい数字を
恣意的に使ったり、データを歪曲したりして、
政策をゴリ押ししてきた。
たとえば、安倍首相は昨年の衆院選においても
「GDPは過去最高」「GDPを50兆円も増やした」と
しきりに喧伝したが、この数字には裏があり、
実は安倍政権が2016年にGDPの推計方法を
見直した結果、名目GDPが“かさ上げ”されている
のだ。
また、名目値から物価変動の影響を差し引いた
実質GDPの増加率はリーマンショック前の水準を
下回っている(毎日新聞2017年10月18日付)。
第二次安倍政権発足からの実質成長率は
年平均で1.4%でしかないのだ。
しかも、昨年8月に内閣府が17年4-6月期の
実質GDPを速報値で「プラス4.0%」と公表し、
六・四半期連続でのプラス成長に安倍政権は
「戦後2位のいざなぎ景気に並ぶ景気回復」など
と強調したが、エコノミストの田代秀敏氏は
この数字が〈13兆5378億円もの「季節調整」が
“大盛り”になっている〉と指摘。
実際、9月に入って内閣府は速報値の4.0%から
2.5%へと大幅に下方修正したが、季節調整を
入れなければこの期の実質GDPは〈マイナス9.9%〉
だと述べている。
(「週刊新潮」17年10月19日号/新潮社)。
また、安倍首相はアベノミクスの成果として
「正社員の有効求人倍率が1倍を超えた」と必ず
挙げるが、実際は誇るべきものではまったくなく、
むしろ劣悪な労働実態を裏付けるようなものだ。
そもそも有効求人倍率とは、ハローワークで
仕事を求める人ひとりに対して求人が何件あるか
という割合だが、パートも含む求人で高倍率と
なっているのは「警備や交通整理などの保安」
(7.70倍)「建築や土木」(5.16倍)「接客や給仕」
(3.92倍)、「介護サービス」(3.63倍)といった厳しい
労働条件の上、待遇がいいとは言えず離職率も
高い職種が目立つ。
一方、「一般事務」は0.34倍だ(毎日新聞17年
10月17日付)。
つまり、離職者が多いために求人が増えている
のだ。
同時に、安倍首相は「若者の就職内定率は
過去最高」とも誇るが、高卒・大卒の就職内定率
が高くなっているのは、たんに団塊世代が引退
する一方で若者人口が減少しているからであって、
アベノミクスの成果などではない。
■安保法制強行の際には「自衛隊機のスクランブル回数」
を歪曲
このように、実態を隠して恣意的な数字を並び
立ててきた安倍首相だが、もっとも悪質な例と
いえば、安保法制の際にもち出した
「自衛隊機の緊急発進(スクランブル)の回数が
10年前と比べて7倍」というものだろう。
安倍首相はこの数字を根拠にして繰り返し
危機を煽りに煽ったが、本サイトでも当時指摘
したように、たしかに2014年のスクランブル
回数は943回で2004年の141回の7倍弱だが、
それはもっとも少ない年と比較しているだけで、
1980年から1990年代はじめまでは常に毎年
600回から900回のスクランブルがあった。
その後、2000年代に100回から300回に減少
していたのが2013年に突如として急増、
24年ぶりに800回台をマークしたのが実態である。
これはむしろ、安倍政権になって無理矢理
スクランブルを増やしただけとしか思えないだろう。
事実、2013年も2014年も増えているのは
スクランブルだけで、領空侵犯されたケースは
ゼロだったのだ。
ようするに、安倍政権がひけらかす“データ”
ほど信頼できないものはない。
今回の裁量労働制拡大=定額働かせ放題法案
では、そうした安倍首相の数字の詐術が露わに
なったかたちだ。
しかし、安倍首相はおそらく、またいつもの詐術で、
この嘘をごまかすだろう。
厚労省は19日までにデータを精査するなどと
言っているが、その結論は「厚労省の単純ミス」
と認めればまだいいほう。
ひょっとしたら、無茶苦茶な理屈を使って
「裁量制の労働者のほうが労働時間が長いとは
いえない」などと強弁する可能性さえある。
そして、いずれにしても、このまま「裁量労働制=
定額働かせ放題法案」を強行成立させようと
するはずだ。
労働者の奴隷化を推し進め、ブラック企業を
支援する法案を阻止するためにも、そして、
安倍政権の詐欺的なやり口をこれ以上、
横行させないためにも、この問題は徹底的に
追及していく必要がある。
(編集部)
【転載終了】
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労働時間データについては、先日の国会で
安倍首相が謝罪したことで知る人はいるでしょう。
しかし、その他のデータねつ造については、
大手商業新聞やテレビが報道しないので、
リベラルな週刊誌やサイトでしか情報が取れません。
一般B層は知るすべがないといえるでしょう。
※B層とは:情報をテレビか商業新聞でしか
入手できない国民を称した言葉です。
名付け親は、小泉政権下の官僚です。
名付け親の官僚は、国民に対し、
「無知蒙昧な有象無象」とまで言い放ちました。
「知らないことは罪ではない、
知ろうとしないことは罪である」
とある哲学者でしたか?が言ってましたね。
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