「好きな・嫌いな キャスター&コメンテーター」が特集・・・
Electronic Journal
【転載開始】
●「テレ朝モーニングショーが第1位」
『週刊文春』2月22日号に「好きな・嫌いな
キャスター&コメンテーター」が特集されて
います。
これは、あくまで好感度調査であり、
政治的なものと直接関係ありませんが、
参考になるので、取り上げることにします。
対象になるのは、ニュースやワイドショーの
キャスターとコメンテーターであり、文春メルマガ
会員へのアンケートで15歳から86歳までの
4500通を超える回答を集計したものです。
好き 嫌い
1位:羽鳥 慎一 410 宮根 誠司 915
2位:池上 彰 315 田崎 史郎 294
3位:安住紳一郎 271 小倉 智昭 293
4位:桝 太一 143 古館伊知郎 245
5位:水ト 麻美 131 関口 宏 211
6位:宮根 誠司 122 坂上 忍 199
7位:玉川 徹 121 安藤 優子 156
8位:辛坊 治郎 119 恵 俊彰 149
9位:加藤 浩次 101 室井 祐月 133
10位:夏目 三久 99 テリー伊藤 112
──2018年2月22日『週刊文春』より
「好き」のトップは羽鳥慎一氏であり、彼がMC
を務める「羽鳥慎一モーニングショー」は、年間
平均視聴率8・0%で、同時間帯で民放トップです。
同じ番組のレギュラーコメンテーターであり、
テレビ朝日の社員である玉川徹氏が第7位に
入っているのは、この番組がいかに支持されて
いるかの証明です。
玉川徹氏については、彼がプロデュースする
木曜日のコーナー「そもそも総研」はなかなか
見応えのある番組で、政治問題を取り上げる
ことも多く、歯に衣を着せず、ずばり本質を衝く
ので人気があります。
自民党のブラックリストに載っていると噂されて
おり、本人もそれをよく自覚していますが、それ
でもそれに怯むことなく、正義感にあふれる発言
を連発しています。
いろいろな面で安倍政権から圧力を受けている
テレビ朝日としては、玉川氏を毎日モーニング
ショーに出演させることによっていささかなりとも
政権に抵抗しているように感じます。
その証拠にもともと「羽鳥慎一モーニングショー」
の木曜日のコメンテーターであった玉川氏を、
同番組に毎日に出演させるようにしたのは、
「報道ステーション」から古賀茂明氏を降ろした
直後の2015年4月からであるからです。
実は、玉川氏はワイドショーのプロなのです。
「内田忠男モーニングショー」、「サンデープロ
ジェクト」、「ザ・スクープ」「スーパーモーニング」
などのディレクターを経て、「情報満載ライブショー
モーニングバード!』のコメンテーター(解説員)
を経て、2015年4月より、テレビ朝日「羽鳥慎一
モーニングショー」のレギュラーコメンテーターを
月~金の毎日務めているからです。
玉川氏に対するコメントです。
・理路整然としていて、常に準備ができている。
正義感に溢れている。(76歳・男性)
・長年の取材や勉強の蓄積がある。
怒った顔も笑った顔も可愛い。(57歳・女性)
──2018年2月22日『週刊文春』より
「嫌い」のトップは宮根誠司、日本テレビ「ミヤネ屋」
のMCを務めていますが、「好き」の順位も第6位に
入っており、「嫌い」と「好き」の両面があることが
わかります。
評価する人としない人が相半ばする存在です。
それは、宮根氏に対するコメントをみればよく
わかります。
彼は、フジテレビの「ミスター・サンデー」のMCも
やっており、影響力のあるMCであることは確か
ですが、いずれも安倍政権に親和性の強い
テレビ局のMCでありどうしても政権寄りになって
います。
<好意的なコメント>
・泥くさい関西の漫才のよう。東京のすました
キャスターより好き。(60歳・女性)
・中継先とのやりとりも、知りたいことをリズム
よく聞いてくれて、観ていて気持ち良い。
ちょっと辛口なとこも、好き。(25歳・女性)
<好意的でないコメント>
・人の話を聞かない。性格の悪さがにじみ出て
いる時があり不快。(38歳・女性)
・人へのコメントの求め方が非常に誘導的。
(40歳・男性)
・政権に媚びている。強者の論理で語る。
(61歳・女性)
──2018年2月22日『週刊文春』より
このアンケート調査での最大な驚きが、政治評論家
の田崎史郎氏が第2位になったことです。
もっともフジテレビの「とくダネ!」のMCである第3位
の小倉智昭氏との票差が1票しかありませんが、
田崎史郎氏はよくテレビには出演するものの、あくまで
政治評論家であり、長年の「とくダネ!」のMCを務める
小倉氏押さえて第2位は凄いことです。
あくまで嫌われ度の順位ではありますが・・・。
しかし、ある意味で相当視聴者から反発を買っている
ことは確かです。
ここで注目すべきことは、田崎氏は必要であれば、
どの局の番組でも出演できることです。
その回数はかなり頻繁であるので、知名度は高く
なります。
同じ政治評論家の伊藤敦夫氏は、今回の調査では、
「嫌い」の第36位であり、同じく政治評論家の
後藤健次氏も「嫌い」の第46位でしかないのです。
その差は出演回数の差であるといえます。
「好き」であれ「嫌い」であれ、上位に入るのはプラス
です。
──[メディア規制の実態/030]
≪画像および関連情報≫
●『メディア規制と報道の自由考える 京都でシンポ』
報道の自由とマスメディアの姿勢について考える
シンポジウム「強まるメディア規制 乗り越えるには
・・・」が2018年1月14日、京都市南区の龍谷
大響都ホールで開かれた。
新聞記者らが特定秘密保護法など具体的な事例を
挙げ、マスメディアが権力と対峙(たいじ)する必要性
を訴えた。
加計学園問題について菅義偉官房長官を会見で
追及する姿が話題になった東京新聞記者の
望月衣塑子さんと、特定秘密保護法の危険性を
国連に訴えた英エセックス大人権センターフェロー
の藤田早苗さんが壇上に立った。
望月さんは自民党が2014年の衆院解散直前に、
報道の公平性を確保するよう求める文書をテレビ
各局に渡した事例を挙げ、「安倍政権はテレビの
コントロールに力を入れている。それがじわじわと
局の上層部に浸透し、政権批判しない『忖度
(そんたく)』が生まれている」と説明。政府が放送局
に電波停止を命じる根拠とする放送法4条の問題点
を指摘した。藤田さんは特定秘密保護法について
「政府が出したいものだけ出すというのは、情報公開
の原則に反する。メディアへの脅しに使われる恐れ
がある」と批判。
「日本のジャーナリストは会社人で、力が弱い。
横のつながりを強化し、市民の立場に立って
権力を監視することが必要」と訴えた。
【転載終了】
*************************
個人的には、好きな部門に、宮根誠司と
辛坊治郎は入りません。
嫌いな部門では、1位宮根誠司と
2位田崎史郎が入れ替わります。
そして、3位に辛坊治郎。
(この方たちは敬称略です、嫌いだから)笑い
「羽鳥真一モーニングショー」は毎日見ています。
文中にもあるように、玉川徹氏の 歯に衣着せぬ
政権批判に好感を持ってるからです。
玉川氏のきつい政権批判に、羽鳥氏が発言を
抑えるのも絶妙なタイミングですね。
0コメント