統一教会、安倍国葬、円安・・・
特別寄稿
【転載開始】
■統一教会、安倍国葬、円安・・・
この「三題噺」に象徴される日本の
政治崩壊
公開日:2022/09/19
死して実態があからさまに
世間でいま大きな関心事となっているのが、
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と
自民党との癒着、安倍元首相の死去にともな
う国葬の是非、深刻な物価高をもたらして
いる急激な円安でしょう。
この「三題噺」は日本の政策状況のとんでも
なさを象徴していると思います。
まさに政治崩壊。愕然としています。
「統一協会噺」は、安倍晋三氏の死去に
より実態があからさまになりました。
彼がひとつの役割を果たしたと言えるのかは
ともかく、特定の宗教団体、しかも非常に
危うい思想性を持っている宗教団体に、
自民党が牛耳られていることが分かった。
そんな政党が政権を握っているのは、
絶対に許されないはずです。
自民党の憲法改正草案の文言が、統一教会
の政治部門とされる国際勝共連合の改憲案
と一致している実態も明らかになった。
政教分離の観点からも容認し難い事実で
あり、政党政治の崩壊を示しています。
そしてそれは、「国葬噺」や「円安噺」
と無縁ではありません。
国葬を実施するという決定がいきなり
飛び出し、当たり前のように進行している
ことに愕然とするのはもちろんのこと、
問題になっている統一教会との関係を利用
して自民党議員を選挙に当選させてきたの
が安倍氏です。
その安倍氏を国葬とするわけで、そこに
矛盾があるのに、国民の理解を得ることも、
伺いを立てることすらなく、ずんずん進め
てしまっている。
■自民党は政権政党失格
そんなことをしたらどういう反発がある
か、ということさえ気づかない感性になって
しまっているのが自民党という政治集団だと
いうことも明確になってきました。
国葬にする理由づけも、自分たちの都合や
論理でしかない。
しかも億単位の費用がかかり、16億円超と
発表された金額はまだ膨らむ可能性がある。
国民が納得できるようなものではなく、
いずれも政党政治の体をなさない実態を
表しています。
経済運営においても、背景に政治崩壊が
あるため円安がどんどん進んでいる。
現象としては、世界の金融市場の潮目が
変わり、各国が利上げに転じて内外金利差
が拡大する中で、日本が置き去りにされ、
その結果、円安になっているわけです。
理由は、日銀が金融政策の担い手としての
役割を果たさず、政府の言いなりになって
金融の超大緩和を持続しているからですよ
ね。
ひたすら国債の利回りを上げないために
動いている日銀の姿は、経済政策の
機能不全を露呈し、政策責任を担える体制
ではないということは明らかです。
やはり「三題噺」の底流はひとつ。
政治崩壊なのです。
我々はここから脱却しないと、さらに
どんな変な噺が次々と加わってくるか分か
りません。
もはや国家的危機と言ってもいいかもしれ
ません。
国家的危機をもたらしている自民党は
政権政党失格です。
政権を争う政党としての要件を欠いている
と言わざるを得ません。
野党には気概を見せてもらいたいし、
ジャーナリズムの力でまっとうな日本を
取り戻す、という雰囲気がみなぎってくれ
ば、光が見えてくるのではないかと期待し
ています。
【転載終了】
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残念ですが、日本のマスコミへの
期待は、この先も望み薄です。
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