北朝鮮と米韓 “複雑系ゲーム”から取り残された日本の首相・・・

永田町の裏を読む


【転載開始】

■北朝鮮と米韓 “複雑系ゲーム”から取り残された日本の首相

 2018年3月1日


 安倍晋三首相の「平昌外交」は空振り三振

に終わり、米日韓が結束して経済制裁と

軍事圧力で北朝鮮を追い詰めていくという

彼の3国“反共”同盟路線はすでに半ば破綻

に陥っている。


 外交政策通の中堅与党議員が言う。


 「慰安婦問題で怒り心頭の自民党の保守派、

嫌韓派からは、首相の訪韓そのものに強い

反対があったが、それを押し切って出かけて

行った。文在寅大統領を叱りつけて、北の微笑

外交に乗らないようクギを刺し、あわよくば北の

代表に直接会って『核を手放せ、拉致被害者を

返せ』と怒鳴りつけてやろうというくらいの意気

込みだったのだろうが、不発。それで焦ったの

か、文に『米韓軍事演習を再延期せずに実施

しろ』と要求し、『我が国の主権の問題だ』と突

き放されるという不始末まで演じてしまった」


 軍事演習をやるかやらないか、やるにしても

いつやるか、規模を縮小するかどうかは、

文にとっては、米朝が軍事衝突に転がり込んで

韓国が戦争に巻き込まれないようにするための

命懸けの勝負であって、そこに演習に参加する

資格があるわけでもない日本の首相が軽々しく

口を挟むなど、非常識もはなはだしい。


 しかも、後で判明したことだが、その時、文は、

北の代表とペンス米副大統領との会談を2週間

も前から極秘調整してきたのに直前になって

北側からキャンセルされて、てんやわんやの

真っ最中。

「何を子供じみたことを言っているんだ、この

ノーテンキ野郎が」とでも言いたいところを抑

えて、「我が国の主権の問題だ」という上品な

言葉を返したに違いない。


 この米朝会談の一件は、ドタキャンになったと

いうその結果よりも、北が韓国政府に依頼して

米とのトップレベルの対話のパイプを開こうとし、

米側がそれに応じたというプロセスに今後につ

ながる大きな意味がある。


 「対話のための対話は不要。圧力あるのみ」が

安倍の口癖だが、北も韓国も米国も、そんな単純

なことは考えておらず、引いたり押したりかわしたり、

こわもてと笑顔を使い分けたりしながら、本当に

戦争になってしまえば南北朝鮮と日本で死傷者

1000万人とも試算されている事態をどうしたら

回避できるかを探っているのである。

米ランド研究所の最新の分析記事も「北の『米韓

離反』工作などと言う人もいるが、米国と韓国は

硬軟両面の役割分担をしているだけだ」と書いて

いる。


 そうした複雑系のゲームから独り外れているのが

安倍だが、本人はそのことに気づいていない。


【転載終了】

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 安倍首相の失態ばかりではなく、官房長官を

はじめとする側近のお粗末さが問題か、それと

も首相が進言を聞かないのか?


 ただ、照明弾を扱う細谷火工(ジャスダック)

が26日に一時1614円の高値をつけたが

上昇率は30.2%に達する。

同じく小銃の製造で知られる豊和工業(東証1部)

は16.4%、防毒マスクの重松製作所は13.9%、

機雷の石川製作所(東証1部)は12.7%の上昇

率となっています。


 この戦争銘柄を買い煽っているのはどこなの

でしょうか?


 まさか、管制相場がここまで悪質な操作を

やってるのではないでしょうね?


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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