仮想通貨で最も危ないのは「取引所」・・・
MONEY VOICE
【転載開始】
日本が壊すビットコインの未来。
「Zaif」2つの大事件も序章に過ぎない
コインチェックの情けない盗難騒動から
やっと一息ついたと思われた仮想通貨界隈。
今度は、剛力彩芽をCMキャラクターにして
売り込みをかけている「Zaif(ザイフ)」が
とんでもないことを立て続けに2発もやらかして、
仮想通貨市場に集まる投資家たちを絶滅に
追いやらんばかりの猛威を振るいはじめています。
(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)
■市場流通量を超える量のビットコインを0円で販売
すでに皆さまご存知のとおり、Zaifは2月16日
に市場で2,100万枚しか出回らないはずの
ビットコイン10億枚分をゼロ円で販売するという、
前代未聞の大廉売を開催してしまったのです。
これは「クレジットカード決済のときだけに起きた
何らかのバグに基づくもの」とのことですが、
規模から言ってノミ行為どころの騒ぎではなく、
もはや取引所としては完全なシステム破綻の
行為です。
このままビジネスを続けること自体に、大きな
問題のある出来事と言わざるを得ません。
これがもしレガシーな金融機関による事故で、
1万円札をゼロ円でATMから22億枚も配布して
しまったとしたら、果たしてその金融機関は生き
残れるでしょうか? そのぐらい、とてつもない
ことをしでかしたことになるわけです。
しかし、Zaifはこれだけにとどまりません。
■1社だけ「大暴落祭り」開催
2月22日の夜10時過ぎ、それまで100万円周辺
にあった1ビットコインの価格が、Zaifの1社だけ
暴落して瞬間的に62万円をつけるというとてつも
ない価格を示現してしまいます。
もちろんアービトラージ(取引所ごとの価格差を
利用して売買し、利ざやを稼ぐ手法)を意識する
なら、すぐに買いにいくところです。
しかし、何しろアクセスができない状態でした。
下げても売れず・買えずの状態で、強制ロス
カットが執行されて、損切祭だけが続いてしまった
ことになります。
まぁFXの世界でも、ネット売買ではいろいろな
信じられないことが起きています。しかし仮想通貨
取引所が引き起こす稚拙なレベルの問題はそれ
以前のもので、そもそもこのビジネススキームを
全否定しかねないところにまで、危機的な状況が
迫っていることを示唆しています。
なにしろZaif1社で世界のビットコイン流通量より
も多くのビットコインを平気でゼロ円販売して
しまったわけですから、複数の仮想通貨取引所が
連携してこうしたバグを展開した場合、ビットコイン
はたちまち滅亡に追いやられてしまうことになります。
■仮想通貨で最も危ないのは「取引所」
仮想通貨の取引所というと、フィンテック風味も
強く、和製シリコンバレーといった雰囲気も漂って
います。
でもそれは従業員の雰囲気がライトで自由なよう
に見えるだけで、残念ながらIT・テクノロジーの
領域では、猛烈にビハインドな状況に陥っている
ことがわかります。
今年、仮想通貨市場の壊滅があるとすれば、
やはりそれは取引所まわりで起こり、しかも
日本の取引所がその引き金をひく可能性は
極めて高いのではないでしょうか?
申し訳ないですが、既に商業ベースでサービス
を続行するレベルにはないと思います。
とにかく本邦の取引所では一切取引しないのが
最善の策と言えそうです。
君子危うきに近寄らず。
まあ君子ならそもそも仮想通貨は買わないという
話もありますが…。
【転載終了】
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ビルゲイツが次のようなコメントをしています。
ゲイツ氏は、米ソーシャルニュースサイト
「レディット」のフォーラムで、仮想通貨の
大きな特徴はその匿名性が多くのリスクを
生み出すことだとコメントした。
ゲイツ氏は、仮想通貨はマネーロンダリング、
脱税、テロリストの資金調達に使用されて
いると指摘し、この種の犯罪行為の匿名性
が犯罪者の逮捕を困難にしているとの見方
を示し、現在、仮想通貨は麻薬の購入に
使われており、文字通りの意味で死に
かかわるほど危険なテクノロジーとなって
いるとの考えを表した。
仮想通貨は、銀行や企業も参入するような
気配ですが、文中にあるようにセキュリティー
システムがしっかり確立できるまで、近寄ら
ない方がいいのでしょうかね。
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