1強体制に異変・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■1強体制に異変…裁量労働制断念から始まる「安倍降ろし」
2018年3月3日
白旗を掲げ「裁量労働制の拡大」を断念した
安倍首相。
最大の理由は、自民党内の反対があまりにも
強かったからだ。
しかし、これまで安倍首相が党内の反対に
屈することなど考えられなかったことだ。
力が落ち始めているのは間違いない。
この先、自民党内で“安倍3選阻止”“安倍降ろし”
の動きが強まってもおかしくない。
■官邸の意向を軽んじ始めた自民党
つい最近まで、首相周辺は「裁量労働制の拡大」
も強行突破できると甘く考えていた。
しかし、先週23日(金)に自民党内から
「裁量労働制拡大」の分離案が浮上すると、
風向きが変わったという。
27日の自民党の厚労部会では
「法案審議が持たない」と公然と批判が噴出。
決定的だったのは、二階幹事長が官邸の要望を
無視して「予算案の衆院通過」を1日遅らせたことだ。
しかも、わざと官邸の耳に入るように
「自民党は官邸の下請けじゃない」とドスを利かせて
いる。
「安倍1強」のこの5年間、自民党が官邸の命令に
逆らうことは、ほぼ皆無だった。
官邸の意向を、党が軽んじるようになったら、
政権は長くないのが過去のパターンだ。
江田憲司衆院議員も、ツイッターでこうつぶやいて
いる。
<官邸主導だった政治に、党が一矢報いたと
いうこと><私の経験からも「官邸主導」が
「党主導」になっていくと政権の終わりが見えてくる>
それでなくても、安倍首相は、総裁3選できる
のかどうか、不安を強めているという。
「安倍1強」を支えてきた有力派閥の“安倍離れ”
が顕在化してきたからだ。
なかば公然と“反アベ”で動きだしているのが、
かつて“参議院のドン”と呼ばれた青木幹雄氏(83)
だ。
周囲に「まだ総裁選まで半年ある」「なにが起こるか
分からない」と漏らしているという。
「額賀派に所属していた青木さんは、いまでも
隠然たる力を持っています。とうとう“親アベ”
だった額賀さんを派閥領袖から外してしまった。
秋の総裁選では、衆参54人の第3派閥を“反アベ”
でまとめるつもりでしょう。青木さんを無視できない
のは、第4派閥“岸田派(47人)”の実質的オーナー
である古賀誠と、第5派閥“二階派(44人)”のトップ
二階俊博とツーカーだということです。青木―古賀
―二階の3人の共通点は“安倍1強”に不満を強め
ていることです。3つの派閥が手を組めば、総裁選
の構図はガラリと変わってきます」(自民党関係者)
危機感が強い安倍首相は、はやくも“多数派工作”
に動きだす始末だ。
当選1~3回の自民党議員を3夜連続で公邸に
招いて会食している。
「安倍チルドレン」が、最大の支持基盤だからだ。
さらに、岸田政調会長、麻生財務相とも2夜連続、
それぞれ個別に食事している。
「自民党内には、安倍首相に対する不満が充満
しています。結局“お友達”しか重用しないからです。
ほとんどの自民党議員は活躍の場がない。安倍
3選となったら、この5年間、要職に起用されな
かった議員は、さらに3年間、日の目を見ないこと
はハッキリしている。安倍3選阻止、安倍降ろしの
動きが強まる可能性は高いでしょう」(政界関係者)
「裁量労働制拡大」の断念は、安倍首相の終わり
の始まりなのではないか。
【転載終了】
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安倍降ろしは何度か話題になって
いますが、昨年末あたりから重鎮の
顔がチラツキ始めてきましたね。
本音は、3期もやらせたくないという
ことなのでしょうかね?
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