羽生結弦「国民栄誉賞」授与に漂う安倍官邸のセコい計略!?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■羽生結弦「国民栄誉賞」授与に漂う安倍官邸のセコい計略
2018年3月3日
政府がフィギュアスケートの羽生結弦(23)に
国民栄誉賞を授与する方針を固めた。
4年前のソチに続き、平昌五輪でも金メダルを獲得。
66年ぶりの連覇という偉業のほか、右足首のケガ
を乗り越えて国民を感動させたことが評価されたと
いう。
偉業は確かだが、どうしてもにおってくるのが
首相官邸の思惑だ。
政治学者で元衆院議員の横山北斗氏が言う。
「なんだか変ですね。羽生選手は立派な成績を
収められたのだから、国民栄誉賞を受ける資格は
あるでしょう。ですが安倍内閣はいま、国民の信用
を失っている時期。国会の審議ではウソのデータ
で裁量労働制をゴリ押しし、森友問題では財務省
が作成した決裁文書の内容が変わっていることが
発覚。そんな折に羽生選手への授賞ですからね。
賞の乱発で国民の目を政治問題からそらそうと
いう意図が見えてきます」
歴代内閣の支持率と国民栄誉賞の相関関係も
気になる。
たとえば2000年4月に発足した森喜朗内閣。
4月の朝日新聞の調査では支持率は41%だったが、
すぐに急降下。
5月、6月はともに19%だった。
それが10月に高橋尚子に国民栄誉賞を贈ると
23%まで回復した。
麻生太郎内閣も同賞を利用したふしがある。
08年11月の支持率37%が12月には22%
に失速。
これに危機感を抱いたのか、09年1月に遠藤実に、
7月には森光子に授与した。
ただし支持率は回復できなかった。
安倍内閣で注目は今年2月の羽生善治と井山裕太
への授賞だ。
昨年のモリカケ問題で内閣支持率が低下。
時事通信の調査では29・9%まで落ちた。
そうしたネガティブイメージの払拭を狙うかのように、
昨年12月13日、政府は羽生・井山のダブル受賞の
方針を示した。
ちなみに羽生結弦に国民栄誉賞を贈った場合、
安倍政権では7人目になる。
安倍首相は3日現在、在任2260日だ。
安倍首相に次いで授賞人数が多いのは中曽根内閣。
在任1806日で、長谷川一夫や植村直己ら4人に
贈った。
「羽生選手への授与はこの秋の総裁選に向けた
人気取りもあるでしょう。秋までにもう1、2人に贈る
かもしれません」(横山北斗氏)
安倍首相の宣伝ツールとも言える国民栄誉賞。
もうやめたらどうか?
【転載終了】
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個人的には、「国民栄誉賞の資格」は
十分あると思います。
ただ、東北復興の活動に乗じて、
「国民会議」が羽生選手を利用しようと
しているというのがあります。
要するに、「国民会議=安倍晋三」は
改憲の広告塔にしようとしているという
疑いです。
批判を受けるようなところで利用しないで
ほしいですね。
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