米朝会談ツマはじき 盟友に見限られた安倍首相は完全孤立・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■米朝会談ツマはじき 盟友に見限られた安倍首相は完全孤立

 2018年3月11日


 情勢が大きく変わった。

4月下旬に予定される南北首脳会談に続き、

激しい舌戦を繰り広げてきた北朝鮮と米国が

5月までに史上初の首脳会談を実施すると

いう。

「北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けていく点

でトランプ大統領と完全に一致している」と言

い張ってきた安倍首相は完全に孤立した。


 トランプの決断は早かった。韓国の鄭義溶

大統領府国家安保室長らが特使として訪朝

したのが5日。

8日(日本時間9日)に鄭義溶から「直接会って

話せば大きな成果を生み出せる」という金正恩

朝鮮労働党委員長のメッセージを伝えられると、

「よし、会おう」と即答。

米メディアはすぐさま一斉報道した。


 国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう言う。


 「トランプ政権は斬首作戦や鼻血作戦を検討

するなど、北朝鮮を脅してはいましたが、軍事

作戦の実行は現実的に困難だという認識も持

っていた。北朝鮮が報復に出れば朝鮮半島は

火の海となり、同盟国の韓国でおびただしい

犠牲は避けられない。秋の中間選挙に向けた

外交成果をつくる狙いもあるのでしょうが、金

正恩委員長が非核化に言及した段階で機が

熟したと捉え、対話に踏み出す決断をしたの

でしょう。圧力一辺倒だった安倍首相にはおそ

らく事前通告はなかった。“第2のニクソン・

ショック”とでも呼ぶべき衝撃を受けたはずです」


■「対話」全面否定の自業自得


 森友問題の大炎上で追い込まれた安倍首相

の状況を盟友トランプが知らないはずもない。

冷徹なビジネスセンスでサッサと見限ったのか。


 朝鮮半島情勢のパラダイムシフトの蚊帳の外

に置かれた安倍首相は大慌て。

報道直前にトランプと電話会談し、約30分間

協議。

報道陣のぶら下がり取材に「非核化を前提に

話し合いを始めるという北朝鮮の変化を評価する」

とエラソーだったが、国会会期中にもかかわらず、

4月初旬に訪米して首脳会談するという。

性急な進展にクギを刺すつもりのようだが、

仲介してきた中国やロシアをはじめ、国際社会は

この新展開を大歓迎。

前のめりのトランプが耳を貸すとは思えない。


 「安倍首相は昨年9月の国連演説で〈対話による

問題解決の試みは、一再ならず、無に帰した〉と

まで言い切り、北朝鮮との対話を全面否定した。

6カ国協議の当事国でありながら、流れから完全

に外されてしまっているのです」(春名幹男氏)


 「国難」とまで呼んで政権浮揚に利用した「北風」

はもう吹かない。

ハリボテの地球儀俯瞰外交も通用しない。

トランプという後ろ盾を失った安倍首相はもう、

ジ・エンドだ。


【転載終了】

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 来月の訪米は、ワシントンからドタキャン

されるかも?

というか、呑気に訪米などしていられないでしょう。


 森友のあとは、加計文書の改ざん問題の追撃が

予想されます。

 改ざん前と後とでは印鑑の数や、

文章の長さが全然違います(C)共同通信社


 今まで好き勝手やってきた、今井尚哉を中心と

した官邸や経産省は煮え湯を飲まされそうですね。


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