デモ封じ条例賛成 裏切りの都民Fに医師会との“しがらみ”・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■デモ封じ条例賛成 裏切りの都民Fに医師会との“しがらみ”

 2018年3月31日


 「デモ封じ条例」こと、東京都迷惑防止条例

「改悪」案が29日、都議会本会議の賛成多数

で成立してしまった。

この条例が怖いのは、構成要件が従来法の

規制範囲を飛び越え、警察の恣意的判断で

取り締まられる恐れがあることだ。


 例えば「つきまとい」の防止強化と称し、

ストーカー規制法の「恋愛感情が伴う」との

規制範囲を超える「特定の者に対する悪意」

が伴えばアウト。

「安倍ヤメロ」の非難コールも当局が「悪意」

とみなせば、連日の官邸前デモも条例違反

となりかねない。


 こんな危険な条例に「乱用防止」の付帯決議

もなく、たった1時間の委員会審議で賛成した

都議たちの良識を疑う。

最大会派の都民ファーストの会(都F)は懸念

の声に応え、少なくとも「審議不十分、丁寧な

議論を」と呼びかけるべきだった。

まさに「都民第一」の看板に偽りありだが、

裏切りは昨年の都議選から始まっていた。


 都Fといえば「しがらみのない政治」。

都議選の公約に「(都政は)一部の人間、

集団の利益のためにあってはなりません」と

「利権の一掃」を打ち出したが、水面下で

一部団体と“癒着”していたのだ。

 都選管に提出された都議選の

「選挙運動費用収支報告書」によると、

都Fの候補55人(無所属推薦含む)のうち、

荒木千陽代表や増子博樹幹事長ら現執行部

以下、12人が「東京都医師会」の政治団体

「東京都医師政治連盟」や各候補の地元支部

から寄付金をもらっていた(別表)。


■小池都知事は公明に露骨なスリ寄り


 「医師会は都議選中に『受動喫煙防止対策』

を強化・実現するための署名活動を行い、都F

は『受動喫煙対策の実施』を公約に掲げた。

都議選後に真っ先に取り組んだのも『子どもを

受動喫煙から守る』条例の成立でした」

(都政関係者)


 選挙資金の見返りに一部団体の言いなりと

なる姿勢こそ、都Fが否定する「しがらみ政治」

そのものではないか。


 都医師会は寄付の意図について、

「都Fに限らず、私どもが提案した医療協定の

6項目全般に賛同した候補を推薦し、寄付を

行った。6項目には受動喫煙防止対策も含まれ

ています」(広報担当)と回答。

都Fは「資金提供と政策遂行の優先順位に

関連性はない」とコメントした。


 都Fが支える小池都知事も、国政進出で悪化

した公明党との関係改善のため、露骨なスリ寄り。

公明の予算要望は満額回答で、公明の都本部

女性局に応えて平昌パラリンピックを視察。

顧問行政の廃止も、それを求めていた公明への

配慮との見方もある。


 「3月定例会では、公明の代表質問に答える

形で、2003年の組織再編で廃止された『住宅局』

の復活に前向きの姿勢を示しました。

人口減少が叫ばれる中、新たに無駄な都営住宅を

増やすのでしょうか」(ある都議)


 今や小池都政は「しがらみ」だらけ。

安倍政権同様のペテン師ぶりである。


【転載終了】

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 舛添前都知事のがましだったといわれてしまい、

都民Fがこのようなことをやっていれば、次回の

選挙では小池百合子氏は一期で終わり。

都民Fの都議はほとんどが保守系と他の党に

議席を奪われるでしょう。


 ましてや、都議選の勢いで衆議院選を戦おう

として、小池氏の上から目線発言で自滅した

希望の党にも暗い影が差し込みそうですね。


 民進との合流は民進党までが議席を減らす

結果になりそうな気がします。


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