似た者同士も・・・トランプ大統領にあって安倍首相にないモノ?
金子勝の「天下の逆襲」より。
【転載開始】
■似た者同士も…トランプ大統領にあって安倍首相にないモノ
2018年4月18日
安倍首相が訪米した。
内政に行き詰まると毎回、安倍首相は
外遊する。
外交で成果を上げたように演出し、
支持率アップを狙うお決まりのパターン
だ。
国会答弁を聞けば分かるように、
安倍首相は論理的にモノを考えられない
タイプだ。
質問されても、質問の意味が分からず、
意味不明の答弁を繰り返す。
なぜ国民が総辞職を求めているのかも、
論理的に理解できないに違いない。
問題は、論理的にモノを考える能力が
極めて低い人物に果たして外交ができる
のか、ということだ。
トランプ大統領と安倍首相は非論理的
で似た者同士なので日米関係は蜜月だ
と流布されている。
トランプ大統領が初めて会った外国の
首脳は安倍首相だとか、2回もゴルフを
一緒にしている、といった類いの論評が
行き交う。
しかし、それは本当なのだろうか。
確かに、トランプ大統領も安倍首相と
同じく非論理的だが、ビジネスマン出身
なだけに、ディール(交渉)には慣れて
いる。
彼のディールの手法は単純だ。
まず相手に吹っかけ、相手が譲歩したら
落着させるというものだ。
いずれにしろ、トランプ大統領なりに、
ディールの方法論を持っている。
ところが、同じ非論理的なタイプでも、
安倍首相には、ディールの成功体験が
なく、方法論も持っていない。
ひたすら「仲が良い」との印象操作に
明け暮れているが、アメリカに追従して
いるだけだ。
今回も、トランプ大統領と一緒にゴルフ
をやるらしいが、ディールの方法論を
持っていない安倍首相が、トランプ
大統領を相手に丁々発止の交渉が
できるとは考えられない。
実際、安倍首相は対米外交で一つも
成果を上げていない。
安全保障を理由にした鉄鋼とアルミニウム
に対する関税強化でも、EUや韓国、
カナダ、メキシコは課税強化の対象から
除外されているが、同盟国なのに日本に
はそうした扱いがない。
国内でも、在日米軍は地元に通告もなく、
横田基地へのオスプレイ配備を決めて
しまった。
まるで属国だ。
トランプ大統領と会談する安倍首相は、
関税強化の対象から日本を外して欲しい
と要請する予定だ。
しかし、もし外されても、農産物の輸入拡大
など、米国の要求をのまされるだけだろう。
【転載終了】
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安倍首相が外遊に出る度、心配される
のが“何を約束させられてくるか”です。
今回は、FTAを約束させられるかも?
カナダでも韓国でも米国とのFTAで
泣かされています。
カナダが提訴した不均衡取引では、
25の提訴でカナダは9件しか勝ち取って
いません。
極めてアメリカ有利な条約なのです。
これを、日本の農産物や自動車で
やられたら大変です。
ロシアでも何か約束させられるかも?
国益を考えないで、“いい恰好”したい
御仁だから厄介なんですよね。
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