「独角獣」「CDR」でNY市場を超える“中国株バブル”演出・・・

日刊ゲンダイDIGITAL

日本が見ようとしない中国経済の真実より。


【転載開始】


■「独角獣」「CDR」でNY市場を超える“中国株バブル”演出

  2018年4月18日


「独角獣」と「CDR」――。


 先週、「北京のウォール街」こと金融街を

歩き、現地の金融関係者たちから話を聞い

たが、話題は「独角獣」と「CDR」一色だった。


 まず独角獣とは、北京にゴジラが出現した

わけでは、もちろんない。


 これはユニコーンの中国語訳である。

ユニコーンとは、企業価値が10億ドル

(約1070億円)以上ある非上場企業のことだ。

日本ではメルカリ1社しかないが、中国科学

技術部傘下のシンクタンクがこのほど出した

「2017年中国独角獣企業発展報告」によれば、

中国には164社もあるという。

これらの企業価値の合計は6248億ドルで、

邦貨にして67兆円!


 企業価値100億ドル(約1兆700億円)以上

の「巨独角獣」も10社ある。

業界別に見ると、多い順にネット通販、

ネット金融、ヘルス、文化娯楽、物流、交通、

新エネルギー自動車、ネット教育、クラウド

サービス、AIとなっている。


 2期目が始まった習近平政権は、2018年を

「中国株改革元年」と位置づけ、約30年ぶりの

大改革を行う。これまで上海市場や深セン市場

へのIPO(新規株式公開)には非常に高い

ハードルがあったが、これを簡素化し、独角獣を

どんどん上場させていくという。

本来は企業が上場するかどうかは、その企業の

経営陣が決めることだが、そこは社会主義国の

中国で、「皇帝様」の意向には誰も逆らえない

のだ。


 もうひとつのCDRは、中国預託証券

(Chinese Depository Receipt)のことで、

これも今年、解禁するという。


 BATと呼ばれる中国ITビッグ3のうち、アリババ

は米NY証券取引所、バイドゥはナスダック市場、

テンセントは香港市場で上場している。

このように優秀な企業ほど中国大陸外の市場で

上場していくことは、中国政府からすれば隔靴掻痒

であり、何とか中国市場に戻したい。

そこでCDRという制度を用いて、海外で上場して

いる中国系企業の株を上海市場で買えるように

するというのだ。

中国の金融当局関係者はこううそぶいた。


 「目標は、再び中国で株式バブルを起こすこと、

そしてNY市場を超える世界最大の市場にする

ことだ。トランプのアメリカには負けない!」


【転載終了】

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 メルカリは、6月にも新興企業向けの

株式市場、東証マザーズに上場の予定ですね。


 技術面など、全てにおいて日本を凌駕しそうな

勢いですね。


 赤いハゲタカや土地買い占めなど日本に取って、

脅威です。


 政治力と行政官の力量の差でしょうか?


 政治のトップがお友達優遇したり、

官庁のトップがセクハラしているようでは・・・


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