国連事務総長 今度の冷戦は格段に危険・・・
Sputnik日本
【転載開始】
■国連事務総長 今度の冷戦は格段に危険
国連のグテーレス事務総長は、国連安保理は
現状ではシリア紛争を調停する能力を持たない
ことを認めた。
グレーテス事務総長はスウェーデンのSVTテレビ
からの取材に対し、「冷戦が戻ってきた」と述べた
うえで、今回の冷戦は前回よりもさらに危険度が
高いと指摘した。
スプートニク日本
グテーレス事務総長は、現在の対立と20世紀
の冷戦との重要な違いは、以前はソ連対米国の
深刻な対立だったのに対して、今回は複数の
プレーヤーの国益が存在しており、米露の他に
中東ではトルコ、イラン、サウジアラビアが非常に
活発にこれに関与していると指摘している。
グテーレス事務総長は、大国のプレーヤーは
すでに以前のようにはプレーに参加する全員を
コントロールできなくなっているとの見方を示して
いる。
「シリアでは複数の軍隊とありとあらゆる反体制
勢力が行動しており、世界中から集まった人間が
戦っている。様々に異なる関心が衝突し、冷戦も
あり、スンニー派とシーア派の対立、中東地域の
様々な部分の対立もある。国連が奇跡的にこれら
すべての問題を解決しうると考えるのはあまりに
ナイーブな話だ。特に今のように国連安保理が
いくつかに分裂している時には。」
この現状からグテーレス事務総長は、第2次大戦
後の政治状況を反映している今の国連安保理は
国際政治の現状を反映していなことから、なんと
しても改革は必要だと強調し、常任理事国の
メンバーらが拒否権をツールとして用いるあまり、
頻繁に発動しすぎると指摘している。
【転載終了】
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先週末にリヤドの王宮周辺で銃声が
聞こえ、クーデターが噂されたサウジの
状況 が報告され、サルマン・ビン・
アブドゥラジズ国王とモハメド・ビン・
サルマン皇太子の親子が市内にある
アメリカ軍が守る空軍基地の掩蔽壕へ
逃れたとも伝えられています。
サウジは生物化学兵器使用疑惑でシリア
攻撃への間接的な関与もあり、サウジが
イスラム世界を敵に回し、サウジの体制が
揺らいだ場合、米国の戦略も大きく揺らぐ
ことになりそうですね。
日本は、朝鮮半島にしか目が行ってない
ですが、戦火は中東の方が危機的です。
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