麻生氏はなぜ福田次官をかばい、首相は更迭方針撤回したのか。
NEWS ポストセブン 4/23(月) 配信
【転載開始】
■麻生氏はなぜ福田次官をかばい、
首相は更迭方針撤回したのか
それは安倍晋三首相とたびたび衝突
しながらも、政権を支えてきた盟友の
“手切れ”の言葉だった。
「職責は果たすことは困難であるとして
辞職の申し出があり、私としても認める
ことにした。以上です」
麻生太郎・財務相は短い会見でセクハラ
疑惑の福田淳一事務次官を更迭した。
この瞬間、「麻生さんは大臣辞任の腹を
固めたのではないか」(側近)という。政権
崩壊の始まりである。
2人はセクハラ問題の対応を完全に誤った。
安倍首相が訪米する前日、産経新聞は
1面トップで〈福田淳一財務次官更迭へ〉と
報じた。
安倍首相や菅氏は批判が強まる前に更迭
する方針を固めていたのだ。
あのとき、福田氏を更迭していれば、政権
の致命傷にはならなかったかもしれない。
それを「辞任させない」と押し返したのが
麻生氏だ。
「相手が出てこないとどうしようもない。
福田の人権はなしってわけか?」
そう女性記者に名乗り出ることを求めた
発言が猛烈なバッシングを浴び、官邸では
「麻生閣下、ご乱心!」という声まであがった。
麻生氏はなぜ福田氏をかばい、安倍首相は
あのときに更迭方針を撤回したのか。
麻生側近は「麻生さんにすれば、福田を守る
ことが総理を守ることだった」と言う。
「麻生さんは森友文書の改竄問題が発覚した
とき、いったんは引責辞任の腹を固めた。しかし、
総理から“政権を支えてほしい”と懇願されたから、
これまで泥を被って大臣の座にとどまってきた。
改竄問題の省内調査の結果が出る前に福田を
切れば、責任を負う次官がいなくなり、大臣の
麻生さんが引責辞任するしかなくなる。総理を
守るためには次官の辞任を引き延ばすしかな
かった」
「福田更迭」を主張した菅義偉官房長官は
全責任を麻生氏に被せる言い方をした。
「任命権者である財務大臣がきちんと対応して
いくべき話だ」
官邸はバラバラだったのだ。
【転載終了】
*********************
政権の調整役でもある官房長官が閣僚
と不仲では、調整もできないでしょうね。
やはり、カギを握るのは麻生財務相か?
0コメント