「世襲議員ばかり。役人を守る気などない」・・・

AERAdot.


【転載開始】


■「世襲議員ばかり。役人を守る気などない」

 霞が関の官僚たちの「絶望」の声


 霞が関の官僚にとって、昨年の流行語

「忖度」は、死語になりつつあるのかも

しれない。

第2次安倍政権発足から5年あまり。

さまざまな出来事が積み重なって、

「絶望」すら見えた。


*  *  *


 4月10日、参議院議員会館で国家公務員

の働き方を考える緊急院内シンポジウムが

あった。

主催は国家公務員で構成される国公労連。

メディアも含め、会場には400人が集まった。

平日の昼間にもかかわらず、開始10分前

には入場用のパスカードがなくなった。

ゲストとして登場した前川喜平・前文部科学

事務次官は「公務員いじめも極限にきている」

と訴えた。


 「佐川(宣寿・前国税庁長官)さんにも、

柳瀬(唯夫・元首相秘書官)さんにも、

同情を禁じ得ない。すべての公務員は

憲法15条に明記された『全体の奉仕者』

であるが、『一部の奉仕者』に政治が変え

てしまっている。そのなかで死を選ぶ人も

出てきてしまった」


 第2次安倍内閣の誕生から5年以上が

過ぎた。

対抗する有力野党は現れず、政治的緊張

も生まれない。

森友学園や加計学園の獣医学部新設問題

の根底には、長期政権の驕りもあるだろう。


 「政治家は国民に選ばれた代表であり、

政治家が『やる』と言った以上、役人は

逆らえないし、従うのが民主主義」

(中央省庁の幹部官僚)


 しかし、安倍一強政治の下で、日本の民主

主義は正しく機能しているのか。

全体の奉仕者の姿が揺らいでいる。


 菅義偉官房長官に対して厳しい質問を

続ける東京新聞の望月衣塑子記者のもと

には、官僚からエールが寄せられる。単に

「頑張って」といったたぐいの声だけではない。

望月さんはこう話す。


 「自分では口に出して言えないから、代わり

に質問してくれとお願いされることもあります」


 例えば、自民党は昨年の衆院選で、教育

無償化などの「人づくり」政策に2兆円規模の

予算をつぎ込むと掲げた。


 「財源がはっきりしないのに、聞こえがいいから

という理由だけで2兆円に。選挙のためのバラマキ

はやめてくれという思いを財務官僚は持っている

が、表立って口には出せない。だから私に情報を

提供してくる人もいるんです」(望月さん)


 内閣人事局で幹部人事を握った「安倍一強」

体制によって、官邸の力がさらに増した。

意見を言えず、官邸の顔色ばかりをうかがう

霞が関の現状を示す一例が、安倍政権が

打ち出した働き方改革につながる「プレミアム

フライデー」だろう。

もはや懐かしい感もあるが、月末の金曜日に

早帰りなどをして豊かな時間を過ごそう、

という取り組みだ。

旗振り役を務める経済産業省の関係者が話す。


 「省内でも実現性や効果について懐疑的な

声ばかりだった。上からの指示はやるしかない

が、大臣をはじめ、誰も意見を出して止められ

なかったのかと、情けなくなる」


 プレミアムフライデー導入から1年が経つが、

実際にいつもより早く帰れた人は1割程度

(プレミアムフライデー推進協議会)で、

国民生活にとってプラスになったとは言いづらい。


 同じく国民生活に近い政策で「忖度」が

はびこっていると、元ベテラン政策秘書は語る。


 「これまで厚生労働省の幹部が恐れていた

のはOB官僚と現役大臣、そして大臣経験者

などの厚労族でした。この3者を納得させ、

結果を出すことで出世ができた。ところが内閣

人事局の創設以降、幹部官僚は大臣の代わり

に官房長官をはじめ官邸の顔色をうかがうよう

になった。ついには率先して『社会保障の抑制』

を言い出す者まで出てきている。かつての厚労

官僚では考えられない」


 そんな話は山とある。霞が関では「忖度」を

通り越して、「絶望感」すら見えた。


 「世襲議員ばかり。役人を守る気などない」

(国土交通省)


 「出世すれば、前川さんみたいに私生活まで

監視される。出世意欲はなくなった」(文科省)


 「政治の緊張感を取り戻すには、強い野党が

必要。安倍一強を支えているのは野党だ」

(厚労省)


 「安全保障法制で内閣法制局長官の首を

すげかえたとき、何か底が抜けたような気が

した」(農林水産省)


(編集部・澤田晃宏)

※AERA2018年4月30日-5月7日合併号より抜粋


【転載終了】

**********************


 官庁も「忖度」する男性記者より、

菅官房長官も嫌う望月衣塑子記者

なんですかね。


>「政治の緊張感を取り戻すには、強い

野党が必要。安倍一強を支えているの

は野党だ」(厚労省)


 この意見には一理あると思います。


 いまや、野党と言えるのは、共産党と

立憲民主党ぐらいでしょうから。


 維新は元から自民党寄りですし、

民進と希望が統合して、第二自民党

の色が濃くなりそうですね。


 もし選挙となった場合、「自民党」の

20~30議席、「国民民主党」から

10~20議席ぐらいは立憲と共産党に

流れそうな気が。

(議席数は個人的な推測です)


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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