さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く・・・

AERAdot.


【転載開始】


■さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く


 『情報隠蔽国家』は、安倍政権による

「隠蔽の構造」を暴き、警察権力と政権

中枢が結びつく恐るべき社会に警鐘を

鳴らす時評コラム、ルポ、インタビューだ。

著書に『日本の公安警察』『国策捜査』

などがある著者の青木理さんに、同著に

寄せる思いを聞いた。


*  *  *


 〈すべての事象に共通するのは、政権の

都合や行政の自己保身を優先するあまり、

客観的な事実すら隠蔽し、時にねじ曲げて

恥じない為政者たちの姿である〉

(第1章「日米同盟の暗部と葬り去られた

国家機密」から)


 本書が世に出て以降の現在進行形の事態、

暴かれつつある事実の数々は、まさに

「情報隠蔽国家」というタイトルをダイレクトに

体現しているようだ。

本書は「サンデー毎日」誌上で発表したルポや

連載コラムをベースに、加筆・修正や書き下ろし

を加えた「さすらいのジャーナリスト」(TBSラジオ

から)青木理さんの時評&インタビュー、状況へ

の発言などを一冊にまとめたもので、出るべく

して出た必読の書といえる。


 「安倍政権の特徴は、官邸中枢を占める人脈

を経済産業省人脈と警察人脈で固めていると

ころ。特に警備・公安警察の人脈が政権のど

真ん中に突き刺さっているのは、政治への警察

の位相がものすごく上がっていることを意味し

ます」


 青木さんは1990年代、共同通信記者時代に

公安警察の暗躍を追い続け、『日本の公安警察』

を上梓した。

以降、特定秘密保護法、改正通信傍受法、

共謀罪法などが次々と成立し、「安全・安心」の

ための監視カメラの増加など、治安当局の権限

は増すばかりだ。

「共謀罪と公安警察と前川スキャンダル」の章

でも、官邸と結びついた公安警察の一部門が

政治家や官僚などの「身辺調査」に動き回る

衝撃的な実態が描かれている。


 〈従順に屈服する者は優遇して褒美を与える

一方、従わない者は容赦なく切り捨て、踏みつけ、

果ては個人攻撃を加える。現政権の薄暗い横暴

と独善は一種の恐怖政治であり、民主主義とは

最も遠い地平にある〉との指摘は、本書に収め

られた現役自衛官や元・公安調査官の実名告発、

北海道警の組織犯罪にも通底する。


 「治安維持に法律が必要だというのであれば、

どこかで歯止めをかけるシステムを確立して

おかないとまずい。本来そうした議論をするのが

政権の側であるはずです。何の歯止めもなく警察

に武器を与えている今の政治はすごく劣化して

いると思いますよ」


 政治の劣化に言論で対峙するのはジャーナリズム

の役割である。

〈私たちはまさに暗闇の中に立たされていないか〉

という青木さんの警鐘は、読後ますます深刻に響く。

試されているのは一人一人が事実を見極める力だ。

本書はそのための一助となり得るだろう。

(ライター・田沢竜次)

※AERA 2018年4月30日-5月7日合併号


【転載終了】

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 末端の警察官は「国民の生命と安全を守る」

という使命感で働いています。


 しかし、警察の一番の役割は、「国民監視」

です。


 一番初歩的なのは、「住民調査票」ですね。


 地域課の警察官が、家族構成を調査する

のが初歩中の初歩となり、事件の捜査に

生かされています。


 最近の象徴的事案は、当時の刑事部長が

ジャーナリストによる準強姦罪を握り潰した

ことですね。


 過去には、警察官柳雄出身の閣僚が

小沢一郎氏に対しての国策捜査をうっかり

漏らしてしまったことがあります。


 700人弱のキャリアが警察を動かしている

のが実態です。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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