安倍首相はなぜ在韓米軍の削減や撤退に反対するのか?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍首相はなぜ在韓米軍の削減や撤退に反対するのか?
2018年5月8日
東アジアの平和や安定を最も望んでいない
のは安倍首相だった!?
トランプ米大統領が安倍と4月に会談した際、
韓国、北朝鮮の将来の統一を見据え、在韓米軍
の削減や撤退の可能性を示唆していた――と、
5日の読売新聞が報じた。
米紙ニューヨーク・タイムズも、トランプが在韓
米軍の規模削減を検討するよう国防総省に
指示していたと報道。
初の米朝首脳会談に向けた“地ならし”が着々
と進んでいる様子がうかがえるが、そんな在韓
米軍の縮小について「東アジアの軍事バランス
を崩す」として待ったをかけているのが安倍だ。
〈「制裁」だの「圧迫」だのという陳腐な言葉を
並び立てて行動していると、仲間外れの立場
から抜け出せなくなる〉
〈米国のボスに請託し、周辺大国に懇願しな
がら、あらゆる権謀術策を使っているが、その
悪い癖を捨てない限り、1億年経っても我々の
神聖な地を踏むことは出来ない〉
6日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、
南北会談や米朝会談などの枠組みから完全に
蚊帳の外に置かれた日本をケチョンケチョン。
パーティーに呼ばれてもいないクセに、主役
気取りで「上から目線」発言を繰り返す安倍
政権のトンチンカンぶりをこう皮肉っていたが、
安倍首相が在韓米軍の規模縮小に反対する
理由も意味不明である。
仮に南北統一が実現すれば、もはや「北の
脅威」も、在沖米軍の存在意義も薄れる。
そもそも、安倍首相の主張は、米国を中心と
した連合軍から「押しつけられた憲法」による
統治体制を見直す「戦後レジームからの脱却」
だったハズだ。
南北統一で「戦後レジームからの脱却」が実現
する可能性が高まるのであれば、安倍首相が
横ヤリを入れる必要はないだろう。
在沖米軍の現状を見ても、米軍はいまだに
治外法権状態だ。2016年4月に発生した
米軍属兵士による女性暴行殺人事件でも、
那覇地裁は殺人罪などで無期懲役刑を受け
た元海兵隊員ケネス・フランクリン・シンザト
被告に賠償金の支払いを命じる決定を出し
たが、米側は米軍の直接雇用ではないと
して支払いを拒否している。
南北統一で、アジア諸国に駐留する米軍の
規模が縮小し、今の最悪の状況が少しでも
改善されるかもしれないのに、なぜ、安倍首相
は反対なのか。
元外交官の天木直人氏はこうみる。
「在韓米軍が縮小された場合、将来は東アジア
などで中国軍が台頭する機会が増えるかもしれ
ない。そう考えて安倍首相は日米軍事同盟の
必要性を訴え、在韓米軍の縮小に難色を示して
いるのでしょう。他方、それは日本の主権を放棄
していることにもつながります。結局、すべてを
米軍任せだからです。今こそ、平和憲法を軸に
自立した外交を目指すべき時ではないでしょうか」
単にカネをバラまくことが最善の外交だと勘違い
している安倍政権。
無為無策のツケが今後、どう表れるか分からない。
【転載終了】
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北朝鮮が米朝会談を受け入れるように日本が
利用されたのかも?
元々、拉致被害問題があり、日本が対話の
訴えをすべきところ、米国の尻馬にのって圧力
一辺倒できて、最後に梯子を外されたという
事でしょうかね。
北朝鮮の脅威がなくなれば、軍拡の理由が
なくなりますからね。
残されるのは、「中国脅威論」しかありません。
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