事務次官就任はさすがに無理? 柳瀬氏・・・

AERA dot.


【転載開始】


■事務次官就任はさすがに無理? 柳瀬氏への愛媛県知事の逆襲


 虚偽答弁は、すぐにほころびが出た。

5月10日、衆参両院で開かれた予算委員会で

参考人として出席した柳瀬唯夫元首相秘書官

は、加計学園の関係者と面会したことは認め

ながら、愛媛県や今治市の職員と「会った記憶

はない」と繰り返した。


 だが、翌日には愛媛県の中村時広知事が

2015年4月2日の首相官邸での面会で、

職員が交換した柳瀬氏の名刺を公開する逆襲

に出た。


 「柳瀬氏の話はデタラメばかり。名刺交換を

終えると、彼は『なかなか忙しくて』と言いながら、

こちらが質問する間もなく、『首相案件』の文書

にある話をまくし立てた。加計学園だけでなく、

県もメインテーブルにつき、あらかじめ用意した

質問を何とかしました」(愛媛県関係者)


 何より驚いたのは、計3回も官邸で加計学園

側と面会したという事実だ。

それでも、安倍首相から指示されたこともなけ

れば、報告したこともない、と柳瀬氏は強弁した。


 柳瀬氏の答弁から、面会した加計学園関係者

の一人は、元東大教授で現・岡山理科大獣医学

部長の吉川泰弘氏とされる。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏がポイントに

挙げるのは、「吉川先生と会ったのは、3月か4月

か、必ずしもクリアではない」など柳瀬氏の答弁

の曖昧さだ。


 「結局、具体的に4月2日に誰と何を話したのか

不明で支離滅裂です。野党は柳瀬氏が『首相案件』

と言ったかどうかばかりにこだわっていますが、

獣医学部新設はこの時点で事実上、加計学園に

決まっており、絶対に失敗するな、というニュアンス

のもっと踏み込んだ発言をしているはず」


 柳瀬氏は15年8月に首相秘書官を退いた後、

経産省トップ局の経済産業政策局長を経て、

現在は審議官。

6月の幹部人事では、普通であれば事務次官に

なるコースだ。

だが、今回の答弁で風前の灯だとされる。


 そうまでして、柳瀬氏が守ろうとしたのは何か。

全経済産業労働組合副委員長の飯塚盛康氏が

語る。


 「経産省が官邸を牛耳った結果、森友・加計

問題を起こしたばかりか、自分たちのやりたい

施策ばかり進めてきました。社会保障費の削減

や働き方改革など他省庁の縄張りまで踏み込ん

だため大変な恨みを買っている。いま安倍政権

が倒れたら、財務省や文科省、厚労省などから

報復を受けるのは必至だからです」

(今西憲之/本誌・亀井洋志)


※週刊朝日 2018年5月25日号


【転載終了】

***********************


 他省庁の経産省への報復については私も

昨年書きました。


 特に、財務省と文科省は恨み骨髄でしょう。


 事務次官の椅子を捨ててまで守ろうとする

のは何なのでしょうか?


 経産省は周囲から何を言われようと、

安倍首相を守る。

だが、「首相だけを守るためではない」と経産省

関係者。

経産官僚にとっては官邸の支配権、すなわち

自らの「省益」を守ることでもあると言われて

います。


 それは、どの省庁も同じことです。

今井尚哉氏を中心とした経産省は、とんでもない

報復を受けるかも・・・


 特に財務省は大恥をかいたことから、経産省の

予算を切り捨てるかも?


0コメント

  • 1000 / 1000