日大アメフト選手が明かす内田監督への“クーデター計画”
AERA dot.
【転載開始】
■日大アメフト選手が明かす内田監督への“クーデター計画”
アメリカンフットボールでは、日本を代表する
関西学院大学と日本大学。
だが、5月6日に行われた両校の定期戦を
きっかけに、大揺れに揺れているのだ。
発端は、ゲーム開始から間もない時間だった。
関学の攻撃で、クオーターバックの選手が
パスを投げたが、失敗。
選手は、天を見上げた瞬間、日大のディフェンス
の選手がクオーターバックの選手の背後から、
強烈なタックルした。
クオーターバックの選手は、もんどりうって倒れ、
全治3週間のケガを負った。
その後も、日大のディフェンスの選手は
ラフプレーを連発。
最後は、関学の選手に殴りかかり、退場処分と
なった。
関学は日大に抗議文を出し、15日に日大からの
回答を受け取ったとして関学は17日、記者会見
を開いた。
「今回のプレー、非常に悪質だ。責任者が直接
謝罪するのが筋。汚い、反則プレー、相手を故意
に傷つけるということはやるなと指導するのが
当たり前だ」
会見に出席した関学の鳥内秀晃監督はこう
激怒した。
さらに日大が出した回答が関学側の怒りに火を
つけた。
<意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教える
ことは全くございません>
<弊部の指導方針は、ルールに基づいた「厳しさ」
を求めるものでありますが、今回、指導者による
指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きて
いたことが問題の本質と認識しており、指導方法に
関し、深く反省しております>
この回答は選手が監督の指導を理解せずに勝手
にあのような、危ないプレーに走ったともとれる。
「責任を選手に押しつけるようなもの」(関学側)
さらに不信感を増幅させるのが、日大の内田正人
監督の公式な場での謝罪がないこと、ディフェンス
の選手のプレーが内田監督の指示によるものだった
という、疑いが浮上していることだ。
日大アメリカンフットボール部の現役選手がこう打ち
明ける。
「あのプレーは内田監督の指示があってのものです。
試合前日に『関学の選手を潰してこい』『そうするなら
試合に出してやるぞ』とディフェンスの選手に命じたの
です。ディフェンスの選手は3回生です。以前はずっと
レギュラーで出場していたが、最近は外されていた。
『試合に出たいんだろう』と念押しまでされて、あの
プレーになった」
さらにこう続ける。
「パスが明らかに失敗で、笛が吹かれ試合は中断。
そんなタイミングでクオーターバックの背後から強烈
にタックルするなんて、あり得ない。普通、そんな
ラフプレーをすれば、ベンチに帰ってこっぴどく叱られ
る。だが、ディフェンスの選手はまったく叱られることも
なく、また試合に出場してラフプレーを続けた。内田
監督の指示ということをみんながわかっていたから
です」
問題になっているプレーは、SNSなどで拡散されると、
日大に非難が集中。
スポーツ庁や文部科学省までが調査の必要がある
として社会問題化した。
内田監督への批判も日々、強くなっている。
日大のアメリカンフットボール部にも、不協和音が
出始めているという。
「昨年、あるコーチが選手に暴行。20人前後の部員
が退部する騒ぎがあった。その時も、内田監督は暴行
したコーチをかばい、部員を切り捨て『スポーツ推薦で
入ったんだろう。部を辞めるなら退学しろ』と迫ったそう
です。内田監督は高校時代は日大系列の高校でブラス
バンド部に所属。アメリカンフットボールは大学からで
専門的なことはコーチ任せなんです。だが、理事長の
側近ともいわれ、やりたい放題でした」
(日大アメフト部OB)
先の日大現役選手は内田監督への“クーデター計画”
をこう明かす。
「もう内田監督には我慢ならない。何か、行動を起こ
したい。集団で辞めたり、何らかの形で法的な手段に
出るか、大きな動きがあると思います」
内田監督は近日中に関学に謝罪に出向くとされて
いるが、関学側は態度を硬化させている。
「決定的に信頼関係が損なわれている。完全に崩壊
している」(関学側)
<当日のミーティングにおける弊部監督が選手に
対して発した発言も、規則に違反し貴部選手を負傷
させる意図は全くなく、選手全員に「厳しさ」を求め、
士気を上げるために行ったものでした>と日大側は
釈明しているが、日大のディフェンスの選手は異を
唱えているという。
「『監督の言う通りにしたのに、自分のせいにされて
すごいショック』とふさぎこんでいる。部を辞めたいとも
言っている」(前出の現役選手)
日大はこの春、他の大学との試合を予定していたが、
相手側が「危険」として、7試合がキャンセルになったと
いう。
どういう形で「決着」がつくのだろうか?
(AERA dot.編集部)
【転載終了】
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相撲協会、レスリング協会、アメフト連盟、
内在している問題は共通しているように感じ
ます。
政治もそうですが、責任者(トップ)が責任を
取らないことも共通していますね。
財界もトップが責任を取らなくなってきており、
日本が大きく変化してきている様に感じます。
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