岸田首相は目玉政策も閣僚人事も言いなり ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■岸田首相は目玉政策も閣僚人事も言いなり

 実態暴かれた“黒幕官僚”にくすぶる倫理違反

 公開日:2023/04/05


新しいも何も、官僚の文書通りの

政策&人事だった(岸田首相)

/(C)日刊ゲンダイ


 「新しい資本主義」を肝いり政策に掲げた

岸田政権が発足してから約1年半。

大風呂敷を広げた割に何が新しいのか、

成果もサッパリ見えてこないが、無理もない。

4日の参院内閣委員会で、目玉政策も閣僚人事

も官僚の言いなりになっている岸田首相の

実態が暴かれたのだ。


 ◇  ◇  ◇


 「(新しい資本主義の)中身が(岸田)周辺

の振り付け、あるいは丸投げに近い印象さえあ

る」──。

内閣委で立憲民主党の杉尾秀哉議員はこう切り

出し、内部告発によって入手した行政文書を基

に、岸田政権の政策決定や人事について追及し

た。


 問題の文書は、〈秘 木原先生 岸田新政権

の樹立に向けた留意事項〉と題されたA4用紙

6ページ。

「木原先生」とは、岸田首相の最側近といわれ

る木原官房副長官のことだ。

2021年10月4日の岸田政権発足に先立ち、

同月1日に作成されたとみられている。


 木原氏は内閣委で「誰の作成のもので、誰か

ら交わされたかは判然としないが、書かれてい

た内容の説明を受けた記憶はある」などと答弁

した。


 文書の作成者は、新原浩朗内閣審議官。

経産省の経済産業政策局長を務めていた19年、

タレント・菊池桃子の再婚相手として一躍脚光

を浴びた人物だ。


■すべては「新原文書」の思い描いた通りに


文書作成者は新原浩朗内閣審議官。

菊池桃子の再婚相手として一躍脚

光を浴びた人物

(C)日刊ゲンダイ


 では、新原氏は木原氏にどんな説明をした

のか。


 文書はまず、〈岸田政権が樹立された場合、

成長と分配の好循環を検討する新しい資本主

義実現会議(仮称)の設立が必要となる〉と

提言。

菅政権の成長戦略会議について〈委員の構成

がリアリティを欠くとの意見が多い〉と指摘

し、メンバーだったデービッド・アトキンソ

ン氏や三浦瑠麗氏を名指しして交代を主張。

一方で、こう続けている。


 〈経済界から要請がある十倉経団連会長を

加える方向で検討する必要がある〉


 実際、「新しい資本主義実現会議」のメン

バーからは、アトキンソン氏も三浦氏も消え、

新たに十倉会長が入っている。

文書の“注文”通りだ。


 驚くべきは、首相の専権事項である閣僚人事

も文書通りになっていること。

文書は菅政権の田村厚労相(当時)が続投しな

い場合の後任として、〈党で本件を差配してい

た後藤茂之議員、加藤官房長官くらいか〉と

進言。

現に岸田政権の厚労相は、内閣発足から後藤氏、

加藤氏の順で務めている。


 岸田首相の肝いり政策も閣僚人事も、すべて

は「新原文書」の思い描いた通り──。

官僚の言いなりになっている岸田首相の何と

情けないことか。

これでは他の政策や人事も推して知るべし、で

ある。


■政府「利害関係ない」と強弁


 暗躍する新原氏には倫理規程上の問題がくす

ぶる。


 新原氏は昨年6月、十倉会長から1本

1万5000円の高級ワイン2本を贈られた。

政府は両者の間に「利害関係はない」と強弁し

ているが、新原氏が経済産業政策局長を務めて

いた時期に、十倉氏が会長を務める住友化学は

同局が関係する補助金をもらっていた。

国家公務員倫理規程では、異動後3年間も利害

関係者とみなされる。


 改めて杉尾がこう言う。

「それでも国家公務員倫理審査会は、経産省の

言い分を繰り返して『利害関係はない』と主張

しています。国家公務員倫理規程論点整理事例

集に、局長は局全体の事務を所掌する旨が書い

てあるにもかかわらずです。何のための倫理審

査会なのでしょうか」


 新原氏は「新しい資本主義実現本部事務局」

の局長代理に就いている。お咎めなしでいいの

か。


【転載終了】

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 決められない政治家と言われていましたが、

事実のようですね。


 だから、安倍氏が岸田氏を祭り上げ、院政

を張ろうとしたのでしょうね。

岸田政権誕生に裏があるのか・・・


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