嘘が嘘を呼び・・・関係者が増えて収拾がつかなくなる悪循環

永田町の裏を読む


【転載開始】


■嘘が嘘を呼び…関係者が増えて収拾がつかなくなる悪循環

  2018年5月31日


 古来「嘘」についての格言は数知れず、

その中では「嘘が嘘を呼ぶ」という趣旨の

ものも少なくない。


 「1つの嘘を通すために別の嘘を20も

発明しなければならない」とは、英作家

ジョナサン・スウィフトの言葉だが、

ごく最近では愛媛県の中村時広知事の

「嘘というものは、それは発言した人に

とどまることなく、第三者、他人を巻き

込んでいく」というのがなかなかの名言

である。

せっかくだから愛媛県庁ホームページ

から5月11日の会見での当該部分を

引用しておこう。


 <まあ、これは一般論ではあります

けれども、真実ではないこと、偽りの

こと、極論で言えば嘘というものは、

それは発言した人にとどまることなく、

第三者、他人を巻き込んでいく、そう

いう世界へ引きずり込むということに

もなってしまうケースも、ままあること

でございます>


 言うまでもなく、その前日に参考人招致

された柳瀬唯夫元首相秘書官が

「加計学園関係者には会ったが、そのとき

後ろに愛媛県、今治市関係者がいたか

どうかは記憶がない」と述べたことへの

感想である。

これでは、県職員がまるで役立たずの

「子どもの使い」と言われているのと同じで、

知事としてはその職員の名誉を守るため、

意地でも面談当日の記録や柳瀬の名刺を

捜し出さざるを得なくなる。


 そうして新たに出てきた愛媛県の文書に、

安倍晋三首相と加計学園の加計孝太郎

理事長が2015年2月に会った際、

安倍が獣医大学の構想について「いいね」

と言ったことが記載されていて、それが

本当なら安倍は17年1月まで加計が

獣医学部新設を計画していることを知らな

かったと言ってきたのが嘘とバレるので、

慌てて加計側と相談したのだろう、その話は

柳瀬との面談に同席した加計関係者の作り

話だということにした。


 そうすると、これは逆に、一民間法人の職員

が総理の名を騙って政府の事業認可を取り付け

ようとした詐欺か名誉毀損かの犯罪に当たる

ので、安倍がこれに抗議したり法的措置をとら

ないのはおかしいということになる。

ひとつの嘘が次の嘘を呼び、その分だけどん

どん関係者が増えて収拾がつかなくなっていくと

いう悪循環に、すでに安倍政権は嵌まっている。


 総理がこんなだから、大臣も高級官僚も、

あちこちのダメ社長やセクハラ市長、

さらには日大アメフト部監督までもが、

みな見習って嘘を重ねて責任逃れをしようと

する風潮が蔓延する。


 潔さを本領とする侍は、愛媛県知事と

日大の宮川泰介選手以外にいないのだろうか。


【転載終了】

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 私も、日大問題が起こった時、“安倍晋三化”

が進んでいると書きました。


 自動車業界他、名のある日本企業まで、

データの改ざんが次々明るみに出てきて

いるが、日本への信頼が落ちてくる可能性も・・・


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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