安倍政権また忖度に“ご褒美” 森友不起訴の特捜部長が栄転

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■安倍政権また忖度に“ご褒美” 森友不起訴の特捜部長が栄転

  2018年6月26日


 露骨な論功行賞だ――。

法務省は25日、大阪地検の山本真千子特捜部長

(54)の函館地検「検事正」への異動を発表した。

山本氏は、森友問題で刑事告発されていた

佐川宣寿前理財局長ら38人を全員不起訴にした

責任者。

地検トップの検事正への異動は栄転だ。

森友問題の渦中にあっても国税庁長官に昇格

させた佐川氏同様、安倍首相を守り抜いた

ご褒美である。


 「森友問題が法廷に持ち込まれれば、司法に

よって断罪される可能性が高まる。裁判所、

とりわけ地裁にはマトモな裁判官も多いからです。

だから、安倍政権は行政組織である検察で食い

止める必要があったのです」(司法担当記者)


 那覇地裁は18日、ゴミ計量票を改ざんして議会

に提出した公務員に有罪判決を下した。

佐川氏らも起訴なら、有罪も十分ある。

安倍政権にとって大阪地検特捜部は頼みの

綱だったのだ。


 山本氏は、大阪市立大卒業後、1991年東京

地検に着任。

神戸、大阪、金沢地検などを経て2015年10月、

大阪地検初の女性特捜部長に就いた。

金沢地検の次席検事に就任した直後の08年4月、

朝日新聞のインタビューで、

「モットーは現場主義」と熱く語り、キムタクが検事役

で出演したドラマ「HERO」がお気に入りと打ち明け

ている。


 「マイペースで、自分を貫くタイプです。記者の間

では、彼女ならマトモな捜査をやるのではとの見方

もありました。森友案件処理後の検事正ポストは

既定路線でしたから、政権サイドの顔色をうかがった

のでしょう」(前出の司法担当記者)


 9月の自民党総裁選を控え、安倍政権は特捜部長

を函館に異動させ、森友問題の幕引きを一気に図る

魂胆だ。

全員不起訴を不服として、有権者で構成される

検察審査会に審査申し立てをしている醍醐聰

東大名誉教授が言う。


 「私たちが、大阪の検察審査会に申し立てをして

いることもあり、山本氏が大阪地検にいることを

避ける意味もあったと思います。泥をかぶった公務員

を、追及の手が届かないポジションに栄転させるのは

安倍政権のお決まりのパターン。谷査恵子氏の

在イタリア日本大使館への赴任、佐川氏の国税庁長官

しかりです。これほど重大な問題が、司法にすらはから

れないでの幕引きは許されません」


 やりたい放題である。


【転載終了】

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 なんでもあり政権なので、「またか」程度で、

驚かなくなったのがまずいですね。


 しかし、この元特捜部長は、「しっかり時間をかけ、

起訴するんじゃないか」と思わせましたが、引っ張る

のが役目だったというだけ悪質ですね。


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