河野外相も本音語る 日米「拉致は後回し」密約で合意済み

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■河野外相も本音語る 日米「拉致は後回し」密約で合意済み

  2018年7月6日


 「核とミサイルを解決をした後は、しっかりと

拉致問題を北と日本で解決する」――。

先月30日、徳島市の講演で河野太郎外相が

ポロリと漏らした。

「拉致最優先」を掲げる安倍政権の方針に

反する発言に聞こえるが、河野は本音を

語っている。

拉致問題の優先度が低いことは日米“密約”で

合意済み。

安倍首相は、拉致問題に取り組むポーズを

演出しているだけなのだ。


 6月の米朝首脳会談後に初めて、ポンペオ

米国務長官が6日訪朝。

金正恩委員長とも会談するとみられる。

その後、7~8日に初訪日し、訪朝の成果を

日本政府に報告する予定だが、拉致問題の

進展は絶望的だ。


 「米朝首脳会談で合意した共同声明は、非核化

の具体策がないと叩かれました。本来、首脳会談

後すみやかにポンペオ氏が訪朝する予定でした。

水面下の交渉が難航し、時間がかかりましたが、

ポンペオ氏が訪朝する以上は、非核化については、

何らかの具体的な道筋が示されるはずです。半面、

非核化のハードな交渉を進める上で、米国は日本

の拉致問題の優先度を下げざるを得なかった。

6月末に訪日したマティス国防長官がポンペオ氏

訪朝時には、拉致はヨコに置くことを、河野外相に

伝えたようです」(外務省関係者)


 冒頭の河野発言は、マティスと会談した翌日に

飛び出している。

河野外相は米側の「非核化の後に拉致」という

提案にヤスヤスと「了」を出したのではないか。


 さらに、3日付の朝日新聞は米朝関係筋の話と

して、5月末、訪米中の金英哲朝鮮労働党副委員長

が、ポンペオに「日本人拉致問題は解決済み」

「日朝間ですでに終わった問題だ」と語ったと報じた。


 「5月の段階で北のナンバー2が米国務長官に

『解決済み』と伝えていたことは重要です。即座に、

米側を通じて日本政府にも伝わったはずです。

このタイミングでリークしたのは、ポンペオ訪朝に

向けて、日本国民が拉致問題の進展に期待を持た

ないようにしたかったのでしょう」(外交事情通)


■誰も何もしない安倍政権


 北の「解決済み」との立場は、米朝会談前に米国

もじかに確認し、日米で共有していたのである。

それでも、トランプが首脳会談で拉致問題を取り上げ

ると、進展したかのように大ハシャギの安倍首相は

「今後もトランプ氏の強力な支援を得ながら、日本は

北朝鮮と直接向き合い、解決していかなければなら

ない」と語っている。


 「安倍政権が本気で拉致問題を解決したいのなら、

日朝の協議を始めるために、河野外相はすぐにでも

平壌に飛ぶべきです。ポンペオ氏は今回の訪朝で

3度目ですよ。さらに、安否の共同調査のための連絡

事務所を平壌に置くことも北朝鮮は拒否しないでしょう。

結局、解決に向けて、できることはいくらでもあるのに、

安倍政権は、誰も、何も行動を起こしていないのです。

拉致問題の優先度が低いとみられても仕方がありま

せん」(元外交官・天木直人氏)


 安倍首相は5日、拉致被害者の曽我ひとみさんと

面談し、早期解決を目指す意向を示すという。

もう、「意向」はいいから「行動」で示せよ。


【転載終了】

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 何度も書いているのですが、安倍支持者は

何を政権に期待しているのでしょうか?


 外交では50兆円超もバラ撒いているのに、

何一つ成果を出していません。


 また延長国会会期中に8日間も外交に出ますが、

お金だけむしり取られなければいいのですが。


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