安倍首相、被災地訪問・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【倉敷・真備町発】安倍首相、被災地訪問
赤坂自民亭に避難住民「頭に来るなあ」
2018年7月11日
気象庁が厳重な警戒を呼び掛ける
豪雨の中の酒盛りから6日後のきょう
11日。
安倍首相は河川決壊により多数の死者
を出した倉敷市真備町の避難所を訪問
した。
住民300人が避難する岡田小学校
体育館には、安倍首相の訪問が決まると
突貫工事でクーラー10台が設置された。
地元ジャーナリストによると、別の避難所
で首相は「国がクーラーをつけた」と恩着せ
がましく語った、という。
岡田小学校体育館で首相は避難住民に
声を掛けて回った。
「大変ですね」「すぐに整備します」・・・
首相の口を突くのは、ありきたりの言葉
ばかりだった。
避難住民の多くは、安倍首相らが大雨
警報の最中に酒盛りをしていたことを
知らなかった。
体育館にはテレビもインターネットもない
からだ。
スマホの電波状況もすこぶる悪い。
田中から「酒盛り事件」を知らされた住民
(70代男性)は「えっ!?」と驚き、
「頭に来るなあ」と憤った。
田中と助手の倉持は体育館の玄関で
安倍首相を待ち構えた。
首相が靴をはいて去ろうとするところを
直撃した。
「初動が遅かったのではないですか?
酒盛りなんかしてる場合ではなかった
のではないですか?」と。
首相はヘラヘラしながら
「しっかり対応しています。ちゃんとやって
ますから、どうぞ御安心下さい」と開き
直った。
一向に悪びれていない。
酒焼けの赤ら顔だった。
森・加計で動かぬ証拠を突きつけられて
も嘘でかわす、いつもの鉄面皮が田中の
目の前にあった。
ある避難者(70代・男性)は
「行政がもっと早く動いていればねえ」と
したうえで「麻生さん、安倍さん。あの
レベルの人たちには何を言っても無駄」
と諦めの表情で語った。
別の避難者(70代・男性)は
「(5日に)警報が出たのは知っていたが、
具体的な情報がないので逃げようという
気にならなかった。家の前の道路が冠水
しているのを見て、急いで避難した」と
当時を振り返る。
官邸が対策本部を早くから立ち上げて
自治体をせっつけば、もっと具体的な情報
が出ていただろう。
逃げ遅れによる死者は今より はるかに
少なかったはずだ。
安倍首相による人災が被害を広げたことは
確かである。
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