庶民は気づかず支払わされている「インフレ税」の悪質・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■庶民は気づかず支払わされている
「インフレ税」の悪質・・・
国の税収大幅増で初の70兆円超え
公開日:2023/06/30
7月からも値上げが続々(C)日刊ゲンダイ
2022年度の国の一般会計税収が71兆円台
になり、3年連続で過去最高を更新すると
いう。
29日の新聞各紙が報じた。
税収が70兆円を超えるのは初めてで、
前年度の67兆379億円より約4兆円も増える
見込みだ。
消費税と所得税、法人税の「基幹3税」が
いずれも増加。
政府は22年度の税収を68.3兆円と想定して
いたが、大きく上振れする。
大幅な税収増の要因については、コロナ禍
からの業績回復や個人消費の伸びなどと説明
されているが、本当だろうか。
株価が上昇しても、庶民には好景気の実感は
まったくない。
実質賃金が減り続け、この物価高で財布の
ヒモは固くなる一方だ。
「その物価高こそが税収増の大きな理由で
す。食料品の値段が20%上がれば、支払う
消費税も自動的に20%増える。いわゆる
“インフレ税”で、物価高によって家計の負担
は二重に増えるのです。税率を上げれば国民
の怒りを買いますが、インフレ税なら税率は
そのままで、国民が気づかないうちに徴税額
が増えている。円安による物価高とインフレ
税で、個人の負担増はかなり大きくなってい
ます」(経済評論家・斎藤満氏)
■個人の資産を政府に移転
国民が気づかないうちに、すでに徴収額
は増えている・・・(C)日刊ゲンダイ
インフレ税は食料品や電気、ガソリンなど
の生活必需品に漏れなくかかってくるため
避けられない。
所得が増えない中、見えない形の
“ステルス増税”を強いられているようなもの
だ。
大企業で過去最高益が続出したことは
法人税収の増加につながったが、これにも
円安が大きく寄与している。
「円安によって、海外の所得や資産を日本
国内に移す際に円ベースの利益が膨らみます。
名目の収入が増えれば収める税金も多くなる。
景気が良くなって税収が増えたのではなく、
円安、物価高、インフレで水膨れしているの
です。普通はインフレなら金利が上がります
が、今は日銀が金利を低く抑えてくれている
わけで、財務当局にとっては最高の状況です。
名目の税収増のために政府・日銀が円安を
放置している疑いさえある。インフレ税は、
個人の資産を企業や政府に移転する効果があ
るため、家計に厳しい重税と言えます」
(斎藤満氏)
税収の上振れにより、自民党内では
さっそく「24年以降」としていた防衛費増額
に伴う増税時期の先送りを求める声が高まっ
ている。
だが、国民はすでにインフレ税の形で負担増
を強いられているわけで、見せかけの増税
先送りは選挙目当てがミエミエ。
子供だましもいいところだ。
【転載終了】
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インフレ税には意識がなかったで
すね。
効率のいい税収ですよね。
国民に意識させない増税ですから。
植田日銀が金融緩和継続はこれが
目的なのか?
これが安倍政権時から意識して
行われていたとしたら、極めて悪質
ですね。
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