全衆院議員464人を直撃「マイナカード、持ってる?」・・・
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【転載開始】
■全衆院議員464人を直撃
「マイナカード、持ってる?」大物は回答拒否、
推進派が“自分は紐づけせず”の卑怯
7/6(木)
「マイナ保険証」に別人の情報が登録されて
いた、証明書交付サービスで他人の住民票が
発行された・・・マイナンバーカードのトラブル
が相次いでいる。
岸田文雄首相は6月30日、現在、進めている
マイナカードに紐づけられた情報の「総点検」
について、河野太郎デジタル相ら関係閣僚と
協議し、8月上旬に前倒しして中間報告を出す
ように指示した。
政権を揺るがしかねない問題だけに、あせって
いるようだ。
最大2万円分のポイント付与まで掲げて、
政府は普及に躍起だが、はたして旗振り役の
議員自身はマイナカードを取得しているのか。
本誌は6月末、全衆院議員464人にアンケート
を実施した。
尋ねたのは「取得したか否か」、
「健康保険証や公金受取口座と紐づけている
か否か」について。
うち、206人から回答を得た。
回答した議員の取得率は89.3%。
総務省が6月25日時点で発表した、国民の
取得率77.3%を上回る。
各党派別に取得率を見ると、自民党は回答した
90人のうち、取得していないのは金田勝年議員
のみ。
公明党は回答した27人全員が取得。
同じく推進派である維新の会は、回答した
24人中22人が取得、国民民主党は回答した5人
全員が取得していた。
転じて、立憲民主党は回答した49人のうち
39人が取得。
また、共産党は回答した7人全員が未取得と、
党としての方針が徹底されていた。
取得した議員にその理由を聞くと、推進派の
議員たちは「各種行政手続きの際に便利である。
また、本人確認やワクチン接種証明書の取得に
も必要であるため」(自民・中曽根康隆議員)、
「利便性がよいから」(自民・船田元議員)、
「マイナンバーカードの取得は国民として当然
のことと考える」(自民・村上誠一郎議員)、
「政府として全国民に取得をお願いしており、
我が党としても推進をしているため」
(維新・馬場伸幸議員)、
「確定申告が電子でおこなえるので便利だから」
(維新・小野泰輔議員)と答える一方、
「銀行や証券会社から求められたから」
(立憲・神津たけし議員)などの声もあった。
マイナカード問題に詳しい、法政大学社会学部
の白鳥浩教授は、アンケート結果を次のように
分析する。
「現時点の国民のマイナカード取得率より高い
数字になっているのは、取得した議員は積極的に
アンケートに答えるからでしょう。また、小沢一
郎議員ら、立憲や共産、れいわなど反対している
党の議員はわかりますが、与党で大臣経験者の
金田議員が取得していないのには驚きです」
一方、未取得議員は22人。
その理由は、「手続きに行く時間がないため」
(維新・漆間譲司議員)などの声以外、総じて
マイナカードに批判的だ。
さらに今回、浮き彫りになったのは、
マイナカードを取得したものの、保険証や銀行口座
への紐づけをおこなっていない議員がかなりいる
ことだ。
取得した議員に占めるその割合は29.8%に上る。
各党派で見ると、自民党はマイナカード取得者
89人のうち、紐づけていない議員は16人(17.9%)。
以下、公明党は11.1%、維新の会は45.4%、
国民民主党は40%、立憲民主党は61.5%に達した。
白鳥教授も、「注目すべきは紐づけていない議員」
としてこう語る。
「アンケート結果では、取得した議員184人中55人
と、3割近くが紐づけていません。しかも推進派であ
る自民、維新、公明、国民の議員を合わせると31人も
いる。紐づけていない議員のうち56.3%が推進派なの
です」
紐づけていない理由について、推進派議員の多く
は「いずれ紐づける予定にしている」との回答が多い
が、次のような驚くべき声もある。
「定期検診を受けている病院が、健康保険証と紐づ
けできていない(マイナ保険証を使えない)。いまだ
保険証の提示を要する」(自民・甘利明前幹事長)
「公金受取口座については、立場上受け取る意思が
ないので。健康保険証については、主治医診療所の
準備がまだ整っていないと聞いていたため」
(自民・高木啓議員)
国民には保険証との紐づけを急がせている張本人ら
が、この体たらくだ。
一方、野党には、セキュリティ面を不安視し、
紐づけていない議員が多かった。
「リスクを考えたため。現時点でのトラブルの内容
だけでも、誤処方など『命』に関わる深刻さについて
総理もデジタル相も認識が甘すぎる」
(立憲・鎌田さゆり議員)
「健康保険証はデジタル法案審議の担当者だった
ため、自ら体験してみようと紐づけした。公金受取
口座は、安全性など状況を見て判断しようと考え、
紐づけていない」(立憲・後藤祐一議員)
「『健康保険証』『公金受取口座』の紐づけはおこ
なっていない。制度が安全に運用されていることが明
らかにならないと不安が残るから」
(立憲・篠原豪議員)
「紐づけていない人のなかには、甘利さんや船田元
さん、村上誠一郎さんなど、国務大臣経験者もいます。
自民の議員にも、セキュリティ面で問題があると答え
ている人が多い。少なからぬ議員が紐づけは慎重に
すべきと思っているということです」(白鳥教授)
また、政治アナリストの伊藤惇夫氏は
「マイナカード問題は、政権を揺るがす事態になる」
と警告する。
「アンケート結果を見ると、これほどトラブルが
多発しているのに、政府が言うとおりにマイナカード
を取得し、あとは政府がどうにかしてくれる、と考え
ている自民の議員が多い。きちんと問題意識を持って、
党のなかから声をあげていかないとだめです。岸田
総理は、秋までに総点検すると言っていますが、
この2、3カ月でどうにかできる事態ではない。対応
を間違えると、解散どころか政権自体を失いかねない。
保険証は国民全員が持っているものですから」
今回、いちばんあきれたのが、マイナカード普及の
総責任者ともいうべき岸田首相や河野大臣、
松本剛明総務大臣をはじめとする自民の大物議員が、
いずれも回答拒否だったことだ。
国民を混乱させながら、自らは様子見する議員が
多い実態が明らかになったいま、マイナカード
“返納運動”が激しさを増しそうだ。
※アンケート結果は、6月23日時点
【転載終了】
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日本の国政を司る議員なんて、所詮こんな
レベルなんでしょうね。
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