政府広報か・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■政府広報か 無策の首相を「連日災害対応」と報じるNHKの罪
2018年8月1日
31日、定例閣議を取りやめ、終日、
休暇を取った安倍首相。
立憲民主の枝野代表が
「国から補正予算の『ほ』の字も出ないのは
どういうことか」と言うように、西日本豪雨
発生からもうすぐ1カ月になるのに、安倍首相
は補正予算を組もうとしない。
それで、夏休みとは気楽なものだが、大メディア
はスルー。
とりわけ、NHKは完全に政府広報と化している。
NHKの「安倍休暇ニュース」は、安っぽいコント
のようだった。
菅官房長官の
「総理に限らず、休めるときは休んだ方がいいと
思っている」とのコメントを紹介し、こう続けた。
「安倍総理大臣は西日本を中心とした豪雨で
大雨の特別警報が出された今月6日以降、豪雨
や台風12号の対応に連日当たっていて、短い
休暇をとり英気を養うことにしたものとみられます」
連日の災害対応でクタクタの首相に、
「ムリなさらないで」と労をねぎらう女房役の
官房長官――思わず、そんな“光景”が目に
浮かぶが、とんでもない。
批判を浴びた「赤坂自民亭」の7月5日を外して
「6日以降」と区切るのもいかにもわざとらしいが、
その6日の晩も、安倍首相と菅が総裁選の地盤
固めのために公邸で無派閥議員と「極秘会合」
していたことが発覚している。
台風12号が列島を東西に横断した先週末も、
28日(土)は終日私邸、29日(日)も官邸で
30分ほど打ち合わせただけ。
安倍首相はクタクタになるような災害対応は
やっていない。
31日の休暇も総裁選に向けて「英気を養うことに
した」のはミエミエだ。
■「イージス・アショア」の論点ずらしにも加担
さらに、31日はNHKの政権ベッタリ報道が
相次いだ。NHKは「イージス・アショア」の1基
当たりの見積額が当初より500億円多い
1340億円に上る見通しだと報じた。
配備予定の自治体の反発や、朝鮮半島の沈静化
に加えて、取得経費の大幅増額から、野党の配備
見直しの構えを伝え、こう締めた。
「政府は今後、より丁寧な説明を求められることに
なりそうです」
いやいや、配備の要否が論点なのに、説明の仕方
の問題にすり替えている。
何でも「丁寧に説明する」で逃げる安倍政権の代弁
そのものではないか。
NHK報道の監視を続ける醍醐聰東大名誉教授が
言う。
「定例の閣議を開かないのは大ごとだし、安倍政権
の災害対応は問題が多い。NHKは、それらに触れず、
安倍政権が喜ぶような報道に終始している。政権を
評価する判断材料がこれほど政権寄りでは、多くの
国民は安倍政権を支持してしまいますよ。NHKは
国営放送ではないので、政権に距離を置いて報じて
いると信じている視聴者も少なくありませんから」
安倍政権を批判してきた「報道ステーション」
(テレビ朝日系)も、7月以降、政権批判が極端に
鈍っているという。
メディアがこんな調子で、安倍3選なら、お先真っ暗
である。
【転載終了】
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NHKの経営委員は全てアベ友ですからね。
公共放送を政府がコントロールすることは、
ソ連のプラウダのようになるということと同じ
ですよね。
さすが、資本主義国で最も社会主義が
発展した国ですね。
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