シリアに中国軍が参加する可能性?

桜井ジャーナル


【転載開始】


■シリア政府軍は次にイドリブを攻略しそうだが、

 中国軍が参加する可能性


 シリア政府軍はロシア軍の支援を受け

ながら南部、イスラエルやヨルダンとの

国境近くを占領していたジハード傭兵を

一掃、近いうちに北西部にあるイドリブの

攻略に取りかかると見られている。

そのイドリブの攻略戦に中国軍が何らかの

形で参加する可能性があることを齋前進

シリア駐在大使がシリアのアル・ワタン紙

に語った。


 アメリカ、サウジアラビア、イスラエル、

イギリス、フランス、トルコ、カタールなど

がシリアへ送り込んだ傭兵の主力は

サラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール

主義者)やムスリム同胞団で、イドリブの

主要勢力はトルコ系とアメリカ系だと言われ

ているが、ウイグル系の戦闘員がいることも

事実。シリアの戦争は新疆ウイグル自治区

の問題を抱えている中国にとっても人ごと

ではない。


 中国軍が実際に戦闘へ加わった場合、

ロシアとの軍事的なつながりはこれまでより

強固になる。

現在、アメリカやイスラエルはイランの現体制

を潰し、

傀儡政権を樹立しようと目論んでいるが、

この問題でも中国はロシアと同様、イランを

支援している。

アメリカの中国に対する経済戦争はイランを

ロシアは中国へ追いやるだけのことだ。


 経済的な攻撃でイラン国内を不安定化させ、

抗議活動が始まったところでエージェントに

銃撃させるというワンパターンを繰り返そう

としている。

実際、6月末にそうしたことがあったが、

アメリカの思惑通りには進まなかった。

そこで、経済的な攻撃をアメリカは強めようと

している。


 ジョン・ボルトンは昨年(2017年)、

MEK(ムジャヒディン・ハルク)が2019年に

イランを支配するようになると語っているが、

現在、アメリカやイスラエルがイランで手先に

使っているのはこのMEK。


 この組織はかつてマルクス主義に影響を

受けたイスラム勢力だったが、1979年に

イランでイスラム革命が成功するとイラクへ

逃れ、それまでのイデオロギーを放棄、

カルト化した。

その結果、禁欲や睡眠制限などが強制され、

既婚者は離婚させられたという。


 ネオコンはロシアとEUとの関係を断ち、

ロシア経済を揺さぶり、軍事的な圧力を

強めるためにウクライナでネオナチを使った

クーデターを実行したが、この強硬策はロシア

と中国との関係を強めてしまい、アメリカの

立場を弱くしてしまった。

現在、ロシアと中国は戦略的な同盟国だ。

韓国はこの2カ国と経済的なつながりを

強めてきたが、ここに来て朝鮮も加わっている。


 イランと同じように、朝鮮に対してもアメリカは

恫喝の姿勢を見せているが、虚勢を張っている

ようにしか見えない。


​【転載終了】

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 田中栄氏の記事にもありましたが、

米国の覇権(経済・軍事)が崩れつつ

あるのでしょうかね?


 BRICSは元々西側経済圏に対して

対抗するためもありますが、人口的に

も世界を凌駕しますね。


 EUも距離を取り始めたら、米国は

可なり厳しい立場に立たされますね。


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