徹底比較 安倍晋三と石破茂 第四弾。
徹底比較 安倍晋三と石破茂 第四弾。
【転載開始】
■安倍の周りは“単色”のオトモダチ 石破に集うのは父性集団
2018年9月6日
野上
安倍の父・晋太郎は私に「晋三は政治家に
必要な情というものがない」と漏らしていまし
たし、安倍も「父から〈おまえは人として、相手
への思いやりが足りない〉とよく怒られました」
と明かしています。対人関係はそこに尽きる
ように思えますね。養育係だった久保ウメが
話したように、安倍は「ワガママで自己チュー」、
つまり「自分絶対主義者」なわけです。突き詰め
れば、人の言葉に耳を傾けず批判を許さず――
そんなタイプとなりますか。「男・田中真紀子」
といわれるほど敵と味方を峻別するとみられて
いますから、推して知るべし。晋太郎の小言の
意味がよく分かります。
鈴木
逆もまた真なりで、石破は論理的に説明でき
ないことを嫌う性格ですから、情と利害が複雑
に絡み合う永田町で人望を集めるのは苦手で
しょうね。仲間ということでは、安倍の周りにいる
人は似ていますよね。多彩な印象がない。
野上
安倍を知る自民党長老が「政治家、学者、
文化人、ジャーナリスト、周りはみんな同じタイプ
ばかりだな」とか言ったことがありましたが、安倍
も含めて“単色”と言いたかったのでしょうね。
小泉政権の官房副長官時代、講演先で「憲法上
は原子爆弾だって問題ではない。小型であれば
ですね」とブッて物議を醸す舌禍事件を起こして
います。官邸や党幹部からクギを刺されもしま
したが、一部の議員の間で株を上げたんです。
若手時代の安倍はひょろっとした優男で、近寄り
やすい風貌だったこともあって、「若手タカ派の
旗手」だとか、「タカ派の貴公子」とヨイショされた。
このとき安倍を担いだタカ派議員の仲間が今の
「オトモダチ」の原型と見る向きがありますね。
鈴木
石破も自分に似たタイプの人間が自然に集まって
くるのに任せている感じですかね。子分を集めて
メシを食わせたりということもあまりやらない。石破
を政界に引き入れた田中角栄は、そういう点で天才
的なものを持ち合わせていて、石破も非常に尊敬
している。だったら真似すればいいものを、自分は
あそこまでできない、中途半端になるからやらない、
と。政策で集まればいいと考えている。総裁選出馬
を見据えて、2015年9月に石破派と呼ばれる
「水月会」を立ち上げたのですが、情や利害で動く
母性的な永田町と対照的な父性集団です。
野上
ベタベタしない?
鈴木
しない、しない。総裁選出馬にあたって、派閥の
仲間が飲み会をセットして会合を重ねていますが、
いまそれをやるべきだからやらなければ、という感じ
がある。〈石破さんと初めて飲んでイメージが変わり
ました〉と参加者からの評判は悪くないんだけど、
石破は崩れた飲み会を生真面目にやっている印象
ですね。
野上
政治家は表と裏があるというか、腹に一物あって
動くところがあるじゃないですか。安倍の周辺には、
安倍が有する権力・権威を笠に着て、安倍を持ち
上げながらうまく立ち回ろうとする人が少なくない
ようです。一方の安倍はそういうヨイショに乗って
しまうところがあり、何かにつけて利用されてしまう。
世間の目が視野に入らないわけです。西日本豪雨
の時に「赤坂自民亭」の酒宴に参加して批判を浴び
ましたが、その典型ではないでしょうか。
(つづく・敬称略)
【転載終了】
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父親の安倍晋太郎氏と父方の祖父は
どちらかというとリベラル的な保守派でした。
父親が言った、
>「晋三は政治家に必要な情というものがない」
というのは、現在のお友達内閣がよく表して
いますね。
自分にすり寄る人間は受け入れ、
意見する人間は遠ざける。
わがままな子供がそのまま大きく(大人に)
なったような感じですね。
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