森友・加計問題で元参院議員らが刑事告発・・・

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【転載開始】


■安倍政権は「憲法の定める統治の基本秩序を壊乱」したのか

 森友・加計問題で元参院議員らが刑事告発


 「正直、公正」をキャッチフレーズに

自民党総裁選を戦う石破茂・元幹事長。

8月12日のテレビ番組では

「政府は正直にものを言っているのか、

証拠を書き換えたりしていないか、すべ

ての人に公正か、はっきり言えば、えこ

ひいきがないかということだ」と発言する

など、念頭に森友・加計学園問題をめぐる

安倍政権の対応があるというのが多くの

見方だ。


 これまで安倍晋三首相は「真摯な対応」

「丁寧な説明」という言葉を繰り返してきたが、

いまだ十分な説明はなされていない。

朝日新聞の最新の世論調査(8月4、5日実施)

によれば、森友学園や加計学園をめぐる

問題に対し、安倍首相が国会で説明責任を

「果たした」が14%、「果たしていない」は77%

にのぼっている。


 政権運営の問題点を石破氏が指摘するのは

当然だが、党内からは「首相への個人攻撃」と

いう反発の声も聞こえてくる。

総裁選後にしこりを残し、来年の統一地方選や

参議院選挙にかかる影響を懸念してのこと

だろうが、いったい誰のための政治なのか。


 その総裁選の公示日、9月7日に安倍首相を

内乱予備罪で刑事告発するという人が現れた。

告発者の一人で、衆院事務局に33年勤めた

元参院議員の平野貞夫さん(82)は、こう話す。


 【全34枚に及ぶ告発状はこちら】


 「森友、加計学園問題をめぐる公文書の改竄

に隠蔽、偽証行為は、議会民主政治の殺人

行為と言えます。不信任案といった憲法法規

で責任を問い、役職を辞めさせるレベルの話

ではありません。安倍総理や麻生太郎財務

大臣は民主政治の殺人犯と言えます」


 具体的には三つの罪状があるという。


 「一つ目は今春に明らかになった公文書改竄

による国会審議の妨害。二つ目は、昨年、野党

側が求めていた臨時国会の召集に対し、冒頭

解散に踏み切ったこと。憲法53条が規定する

少数者の権利を抹殺する解釈改憲による

クーデターです。そして三つ目が、憲法9条の

解釈改憲による集団的自衛権の行使です」


 平野さんはこれらの行為が刑法77条の

「内乱罪」に当てはまるという。

条文には「憲法の定める統治の基本秩序を

壊乱することを目的として暴動をした者」が

該当するとある。


 そもそも内乱の罪とはどんなものなのか。

また、政権運営に対して問えるものなのか。

慶応義塾大学名誉教授で弁護士の小林節さん

(69)はこう話す。


 「内乱罪の保護法益は『憲法が定める統治

機構の基本秩序』であり、森友・加計学園問題

に見る権力の私物化は、憲法が定めた民主

政治の破壊と考えられる。内乱罪が成立する

には暴動が不可欠だが、そこに『不正な行為』

も含まれると言われる。公文書の改竄や偽証

を生んだ組織的圧力も暴動と呼べなくはない」


 平野さんらは9月7日、最高検察庁の

検事総長宛てに告発文を提出するという。

同じく告発者の弁護士の山口紀洋さん(78)

はこう話す。


 「第2次世界大戦のどれだけの犠牲の上に

日本国憲法があり、そこから戦後民主主義

を築き上げた国民の努力を考えると、座して

死を待つわけにはいかない。われわれはもう

歳だ。戦後民主主義の崩壊を食い止めるため、

告発に踏み切った。日本に対する最後の

ご奉公と思っています」

 

 自民党総裁選も同日に告示され、

20日に投開票される。

党内7派閥のうち5派閥は安倍首相支持を

決定し、国会議員票(405票)の約7割は

安倍首相が固めている。6年前の総裁選では

石破氏が安倍首相を上回った地方票(405票)

の行方に注目が集まる。

国会議員票と地方票の過半数獲得者が、

新総裁に選出される。(AERA編集部・澤田晃宏)


【転載終了】

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 安倍政権になり政治が歪められてしまった

というところでしょうか。


 何しろ、安倍首相や取り巻きを徐外しても、

他派閥の議員のだらしなさが目立ちます。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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