忍び寄る最後の“平成不況”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■忍び寄る最後の“平成不況”…
8月の倒産件数は5カ月ぶり増加
2018年9月12日
風向きはガラリと変わった。
10日、東京商工リサーチが発表した8月の
倒産件数は5カ月ぶりに増加した。
しかも前年同月比8.6%増と、かなりの勢い
で倒産は増えている。
人手不足倒産が過去最多の45件を記録。
これが全体の数値を押し上げたのは間違い
ないが、人手不足は何も今に始まったことで
はない。
“5カ月ぶり”には別な理由が潜んでいる。
「消費者に近いところの倒産が増えています。
小売業や外食、卸売業などです。消費の低迷
によって、体力の弱った企業が倒れていると
いえるでしょう」
(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
小売業の倒産は2カ月連続で増加し、
8月は前年同月比17.9%増だった。
居酒屋やビアホールなどの酒場は同63.6%増
を記録した。
「小売業はニッパチといって、2月と8月に売り
上げが落ちる傾向があります。今夏は百貨店の
バーゲンセールも不発だったというし、深刻な
消費不況に襲われたのかもしれません」
(株式評論家の倉多慎之助氏)
記録的な猛暑のマイナス効果を指摘する声も
ある。
あまりの暑さに外出を控える人が続出し、
デパートや専門店の売り上げはガタ落ちしたと
いうのだ。
「猛暑による間接的な倒産は無視できないで
しょう。外出回数を控えるため、食料品は週に
1回、大手スーパーですませるという主婦は
多かったと思います。そうなると、小さな商店は
モノがパタリと売れなくなります」(流通関係者)
だとすれば、猛暑が一段落する秋以降、
倒産件数は落ち着くのか。
「この先、倒産は増加するのではないかと思って
います。理由のひとつは、来年10月の消費税率
の引き上げです。税率アップは、中小企業の経営
を直撃する恐れが高いといえます」(友田信男氏)
中小企業が増税分を価格に上乗せできても、
最終的な小売価格は値上がりするから、
売上高は減少しかねない。
友田氏によると、中小企業(約400万社)の4割
が減収減益に直面しているという。
来年5月の改元を前に、倒産激増、最後の
“平成不況”がやってくるかもしれない。
【転載終了】
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例年、エアコンは限られた時間しか
使わなかったのですが、両親と私達
の部屋のエアコンが午後フル稼働
状態でしたので。
我が家も今夏の電気料金は2割増し
ぐらいでしょうか?
当然、外出も減ってきてます。
来年の消費増税は確実なので、
景気の落ち込みが加速するでしょう。
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