イスラエルの上にヒズボラの大型ロケット弾「ブルカン」の雨が降る?
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【転載開始】
■イスラエルの上にヒズボラの大型ロケット弾
「ブルカン」の雨が降る?
Hezbollah Targets Israel With 'Volcano'
Rockets as Tensions Soar
2023年11月6日(月)
ヒズボラの攻撃を受けたイスラエルの軍事施設
とされる動画より(11月4日)
Islamic Resistance/Telegram/REUTERS
<レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ
が遂に、ロケット弾でイスラエルを攻撃した。軍
事力でハマスを圧倒的に上回ると言われるヒズボ
ラが遂に本格参戦を決めたのか>
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは
11月4日、「ブルカン(アラビア語で『火山』)
と呼ばれるロケット弾でイスラエルを攻撃した。
イスラエルはイスラム組織ハマスが実効支配する
ガザ地区への攻撃を続けているが、北にあるレバ
ノンとの国境地帯でも緊張が高まっている。
AP通信は4日、イスラエルがレバノン国境で
空爆を行う一方で、ヒズボラもイスラエルの
軍事施設に対し数回の攻撃を行ったと報じた。
このうち一方の軍事施設には、2基のブルカンが
撃ち込まれたという。
ブルカンは射程は短いが大型(火薬約400キロ)
の弾頭を搭載している。
市街地に対する破壊力は大きい。
今回の攻撃の応酬は、10月7日にハマスが
イスラエルに侵攻して約1400人を殺害したのを
発端に、イスラエルとハマスが武力衝突を続ける
中で起きた。
APによれば、イスラエルの反撃によりガザ地区
では9000人を超えるパレスチナ人が死亡した。
ハマスとヒズボラは同盟関係にあるとみられて
おり、どちらもアメリカ政府からテロ組織に指定
されている。
■ロケット弾動画は本物か
ブルカンによる攻撃の前日、ヒズボラの指導者
ハッサン・ナスララは、レバノンとイスラエルと
の国境地帯においてイスラエルに対する前例の
ない水準の攻撃を行っていると主張するとともに、
「いつでも」紛争を拡大する用意があると述べた。
4日のヒズボラによるロケット弾攻撃とみられ
る動画が地元メディアやソーシャルメディアで
出回っている。
X(旧ツイッター)では、攻撃により大きな爆発
が起き、煙が立ち上る動画が話題だ。
これは当初、ヒズボラの攻撃の映像として投稿
されたが、イスラエルによるものだとの主張も
出て議論となっている。
本誌はどちらの主張が正しいか確認できていない。
イスラエル軍にコメントを求めたところ、
同軍の広報部門は「北部国境にどんな事態の推移
にも(対応する)態勢は整っている」とだけ述べ
た。
ヒズボラの広報部門にも電子メールでコメント
を求めたが回答は得られていない。
3日、ナスララは先月7日のハマスのイスラエル
攻撃以降初めてカメラの前に姿を現し、
中東における紛争の拡大を食い止めようとして
いるアメリカに警告する内容の演説を行った。
「アメリカ人に告ぐ。レバノンやイラク、アフ
ガニスタンでの敗北を思い出せ。アフガニスタン
からのみじめな撤退を思い出せ」とナスララは
述べた。
「今日、アメリカ人に告ぐ。80年代初めにレバノ
ンでアメリカを打ち負かした人々は今も生きてお
り、われわれは彼らと団結している。そして今や、
彼らの子供や孫もいる」
ナスララはパレスチナ人やハマスに対するヒズ
ボラの支持を繰り返すとともにガザ地区での停戦
を呼びかけた。
だが中東では、この演説を評価しない人も少なく
ない。
ヒズボラがイスラエルにもっと強硬な措置に出る
ことを期待していたからだ。
「ヒズボラがイスラエルにさらなる行動を取る
と期待していた人々にとって、ナスララの演説は
期待外れだった」と、中東問題研究所の
フィラス・マクサド上級研究員は本誌に述べた。
【転載終了】
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根本にはイスラエルのパレスチナ人に対し
ての弾圧があるのでしょう。
しかし、今回の大きな″国VSテロ組織″との
戦争に発展したのはハマス側に大きな責任が
あるのは確かです。
現在世界的にイスラエル非難のデモがあり
ますが、イスラム側のプロパガンダに乗せら
れているような気もします。
このような情報も出て来ています。
パレスチナ人は、ハマスさえテロを仕掛けな
ければこんな悲惨なことにはならなかったと
いう意識があるのでしょう。
イスラエルは国民の怒りとハマスを殲滅し
ないと自国民の犠牲を止められないと考えて
の覚悟なのでしょう。
世界がパレスチナ人を守るという気持ちと
合わせて″ハマスはテロリスト組織″だという
認識も持たなければなりません。
デモをする人たちに、この辺が少し欠けて
いるような気がします。
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