貴乃花を担ぐのは“剛腕”小沢一郎か?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■貴乃花を担ぐのは“剛腕”小沢一郎か
与党から100万票奪取も
公開日:2018/10/10
元貴乃花親方が議員会館に自民党の
馳浩・元文科相を訪ねて以降、どの
メディアも「来年夏 の参院選出馬説」の
話題で持ち きりだ。
馳氏との1時間の会談で、自民の目玉候補
としての出馬が既定 路線のようになって
いるが、 貴乃花の心情を推察すると、
むしろ「剛腕」小沢一郎・自由党代表の出番
を感じさせるのだ。
■自民では相撲協会改革はムリ
政界で今、話題になっているのが、
日刊スポーツのコラム「とっておき メモ」だ。
貴乃花の引退会見の翌9月26日 に、記者が
昨年10月20日の大阪 ・枚方巡業中の
エピソードを書いて いた。
当時、巡業部長だった貴乃花に
「ちょっと話をしよう」と誘われ会場の体育館
を出ると、約1時間、熱弁を振るわれたという
のだが、 その話題は2日後に控えた第48回
衆院選だった。
〈「巨大勢力に立ち向かうって、 すごい
エネルギーがいるんだよ ね。俺はさあ…」と
支持政党名は伏せるが、安倍自民党に対抗
する野党の奮闘を熱っぽく話して いた。
協会内における自分の 立ち位置と重ねていた
のだろう〉
日刊スポーツの記者はそう振り返ったが、
貴乃花の発言は与党 よりも野党にシンパシー
を感じていることを物語る。
「貴乃花が参院選の比例区で出馬すれば、
100万票獲得とも いわれています。自民
も貴乃花の政治スタンスを知り、野党に奪わ
れたらマズイと判断したのは間違いない。
馳議員との面談も、自民側がわざと目立たせ、
貴乃花を囲い込んだともささやかれてい ます」
(ある中堅議員)
貴乃花は日刊スポーツの記者 に「支持政党」
も明かしたようだが、 貴乃花後援会に元親方の
支持政党を問い合わせたところ、8日 までに
回答はなかった。
昨年の衆院選で奮闘した野党といえば、まず
立憲民主党の名前が 浮かぶが、貴乃花は保守的
思想の持ち主。
民進党の希望の党への合流でグチャグチャに
なっても、最後まで 野党共闘を模索した元自民の
小沢の姿勢こそ、貴乃花に
「巨大勢力に立ち向かうエネルギー」 を感じさせ
たとしても不思議では ない。
時には仲間を失うほど自説を曲げない頑固さは、
貴乃花と小沢に共通 している。
小沢には野村サッチーやヤワラちゃんら有名人を
口説き、選挙に担ぎ出した過去もある。
2人で膝を詰めて話し合えば、スムーズに出馬が
整う可能性はある。
共産党も貴乃花には温かい。
機関紙「赤旗」は、貴乃花が現役引退 した03年
1月には 「真っ向から挑む姿勢貫く」
「人気におごらず群抜いたけいこ」と大絶賛。
昨年の日馬富士の傷害事件の際は
「いま貴乃花親方の処分についてその目が向けられ
ていますが、問題 の核心は相撲界が一丸となって
暴力 根絶の改革に向かう姿勢」と擁護した。
今月5日も貴乃花部屋の消滅に触れ、
「功労者が次々に土俵から去ることは相撲界の大きな
損失」と、あくまで 貴乃花をかばった。
野党統一候補の目玉として貴乃花を擁立するのに何ら
障害はないのだ。
「元貴乃花親方が政治家として相撲協会を改革する
思いがあるならば、既得権の塊である自民党からの
出馬 はふさわしくない。自民党は相撲協会との関係が
近く、元親方とは全く方向 性が違う。元親方が本気で
政界で活躍する気なら、自分の主義主張や 理念を曲げ
るべきではありません」 (政治評論家・山口朝雄氏)
小沢は今週発売のサンデー毎日の インタビューで、
「野党がまとまれば来年の参院選も 勝てる」旨を語って
いる。
ならば、オール野党が相乗りできる目玉候補をみすみす
逃す手はない。
【転載終了】
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推移を見守るしかないですが、
可なり熾烈な争奪戦になるかも?
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