KYB問題物件の公表たった70件・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■KYB問題物件の公表たった70件
会見も社長姿現さず批判殺到
公開日:2018/10/20
免震設備のデータ改ざんで批判を浴びている
油圧機器大手のKYBと、その子会社は19日、
問題の製品が使用されている建物の物件名を公表
するため会見をおこなった。
しかし、会見にはKYBの斎藤圭介専務と子会社
のカヤバシステムマシナリーの広門茂喜社長が姿
を見せたが、KYBの中島康輔社長は現れなかった。
その対応にさらなる批判の声が上がっている。
斎藤専務は会見でデータ改ざんの疑いのある
製品を使用した建物名を公表したが、その全て
が県庁舎や消防署といった官公庁関連。
会見場所となった、東京・霞が関の中央合同庁舎
第3号館も含まれて いた。
データが改ざんされた製品が使われている対象
物件は1095件。
そのうちKYBが物件名を公表したのは、たった
70件だ。
しかも、再稼働が決定したばかりの愛媛県「伊方原発」
の関連施設や、病院、スカイツリーといった世論の
関心の高い施設に関して詳細を明らかにしなかった。
■専門家も対KYBの応に苦言
さすがに、記者からは、「70件だけなのか」
「病院やスカイツリーはどうなっているのか」
「なぜ改ざんがおこなわれたのか」
「いつになったら情報を公表するのか」と質問と
批判が噴出し、会見は2時間 以上つづいた。
社長が会見に姿を現さないことといい、
KYBが開いた会見はさらに世論の批判を招いた
かたちだ。
広報・危機対応コンサルタントの山見博康氏は
こう言う。
「企業が不祥事を起こした時、トップである社長
が会見に臨み、対応することは最低限必要なこと
です。トップが姿を見せて説明しないと社会は納得
してくれ ない。余計に批判を招くだけです。情報
を小出しにするのも、よくない。何か隠していると
不信感を持たれてしまうからです。不祥事が起きた
時、危機管理の鉄則は、把握している事実を隠さず
に公開することと、社会が納得するまでトップが
対応 すること。お客さまの心配を和らげるため、
きちんと説明をおこない、社会的責任を果たすこと
です」
KYBは一刻も早く、病院や原発のデータを
公表する義務がある。
【転載終了】
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原発までリストに入っているのですね。
しかもスカイツリーは、原発と併せて
大問題ですね。
自動車もリコールとなると、タカタの
二の舞ですが、建造物も入っている ので、
タカタの比ではないですね。
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