ソフトバンク以外にもサウジ事件で青ざめる日本企業24社・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ソフトバンク以外にも
サウジ事件で青ざめる日本企業24社
公開日:2018/10/22
サウジ人記者の死亡事件が、日本企業を直撃し
始めた。
21日は、サウジ政府系ファンドが首都リヤドで
開催する「未来投資イニシアチブ」
(通称・砂漠のダボス会議、23~25日)に
出席予定だった三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取
が欠席を決めた。
この会議にはソフトバンクグループ の孫正義社長
も出席する予定だ。
砂漠のダボス会議は、事件への関与が疑われ
ているムハンマド皇太子が主導していると伝わる
だけに、欧米企業の拒否反応は強い。
金融大手のJPモルガン・チェース や、自動車
大手のフォード・モーターの首脳らが出席取り
やめを表明 した。
ソフトバンクの 「ソフトバンク・ビジョン・
ファンド」 (運用資金1000億ドル=約11兆円)
は、サウジ政府系ファンドが450億ドルを出資。
孫社長とムハンマド皇太子のパイプが出資を実現
させたといわれる。
「孫社長は会議に出席すれば欧米企業から批判を
浴びるだろうし、欠席だったらサウジとの蜜月関係
に大きなヒビが入る。追い込まれています」
(市場関係者)
ビジョン・ファンドには、国内3メガバンクが
そろって出資と報じられている。
それぞれ数十億円から数百億円規模だ。
「このファンドには、米アップルや台湾企業の
傘下になったシャープも出資していますが、日本
ではメガバンクが絡んでいるようです。事件の成り
行きによっては、 銀行のイメージダウンは避けら
れません」 (株式アナリストの黒岩泰氏)
外務省によれば、サウジアラビアの対日輸出は
約3兆350億円(2015年)で、石油および
同製品が95%を占める。
日本が輸入している原油の約33%はサウジからの
調達だ。
「サウジ問題がさらに深刻化すると、 猛烈な
原油高に襲われかねません。化学メーカーは業績
直撃でしょう」 (株式評論家の杉村富生氏)
石油化学を扱う住友化学や三菱ケミカル HD、
三井化学、旭化成などだ。
中東協力センター(会長は日立製作所の 中西宏明
会長=経団連会長)の資料には、 サウジの事業に投資
した日本企業の実績が出ている。
クボタは鋳鋼製品の製造・販売、東洋紡や東レは
水処理関連(RO膜など)の製造・ 販売、いすゞ自動車
はトラック組み立て・ 販売、日立製作所はガス絶縁開閉
装置 関連だ。
「サウジで自動車販売のトップシェアは トヨタ自動車
です。日産自動車も3位に つけています」(自動車関係者)
こうした企業の業績悪化を心配する声が強まっている。
「サウジとの関係が深いというだけで欧米から非難
される危険性があります。16年 には安倍首相とサウジ
国王の首脳会談で、 経済協力を含む『日・サウジ・ビジョン
2030』 を合意しています。その資料には具体的な
企業名も出てきます」(前出の市場関係者)
サウジの企業と共同でアニメ制作をした 東映アニメー
ションや、テレビ番組「風雲たけし城」「SASUKE」
の現地版制作に合意したTBSHD、医療機器関連の
CYBERDYNE(サイバーダイン)、凸版印刷 など。
「日本式の洗浄機能付きトイレが売れる余地が十分にある」
とも書かれている。
「TOTOやLIXILグループは出はなをくじかれた
かもしれません」(証券アナリスト)
市場では「リスク回避の円高」を警戒する見方も急浮上
している。
日本経済はサウジ に振り回され始めた。
【転載終了】
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今週は、適当なところで売りかな?
サウジ次第では、大きな暴落もありそうですね。
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