酷評の東京五輪ボランティア学生の6割が「応募しない」!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■酷評の東京五輪ボランティア
学生の6割が「応募しない」
公開日:2018/10/24
やっぱり、大人による「労働搾取」を
学生は見抜いている――。
22日、「ブラックボランティア」の著者
で作家の本間龍氏が、早大で特別授業を開催。
テーマは、「東京五輪ボランティアとどう
向き合うべきか?」だ。
本間氏の授業に先立ち行われたアンケート
では、受講生(約100人)のうち6割が、
東京五輪のボランティア募集について、
「応募しない」と回答した。
残りの4割は意欲的かと思いきや、
「すでに応募した」学生はゼロ。
「応募を検討中」と「そもそも(応募を)考え
たことがない」が、2割ずつを占めた。
要するに、ほとんどの学生はボランティア
をやるつもりがない、ということだ。
本間氏による「特別授業」を企画した
早大教育学部の後藤雄介教授
(ラテンアメリカ研究)は、アンケート結果
について、こう解説した。
「『応募しない』と回答した学生の中で
圧倒的に多かったのは、『タダ働きは変』
という理由でした。他にも、『無賃労働は
できない』『割に合わない』などの理由も
ありました。学生ならば、普通、実入りの
いいアルバイトを探したいはず。東京五輪
のボランティアは、何を差し置いてもやる
というものではないのでしょう」
東京五輪大会組織委は、「感動」や
「おもてなし」などのフワッとした言葉を
使って、8万人のボランティア集めに躍起
になっている。
本間氏は授業の中で、組織委の “裏の狙い”に
ついてこう語った。
「組織委は、何かと『東京五輪のレガシー』
などと言っています。彼らがやりたいことは、
東京五輪で11万人がボランティアをしてくれ
たら、その仕組みをこの先も使い続けたいと
いうこと。東京五輪もタダでボランティアを
やったのだから、大阪万博や札幌五輪など、
今後の国家的イベントも全てタダで働いて
もらおう。これが、組織委の言う『レガシー』
なのです」
酷暑での開催が予想される東京五輪。
はたして、過酷な環境で「タダ働き」する
学生がどのくらいいるのか。
【転載終了】
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利権に手弁当で協力する人はいないの
でしょうね。
組織委員や政府の傲慢さや甘さがよく
分かる事例になりそうです。
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