政策失敗でネタ切れ !?

 金子勝の「天下の逆襲」 


 【転載開始】 


 ■政策失敗でネタ切れ 

  鳴り潜めた安倍政権のスローガン政治 

 公開日:2018/10/31  


 ようやく臨時国会が始まったが、 

安倍首相は所信表明演説から 

コケている。 

“やってる感”を演出してきた 

スローガン政治が、“ネタ切れ感” 

に変わったからだ。 

世論の半数超が反対する改憲案 

の国会提出をわめく前に、 

掲げた政策の大半が失敗している 

ことを反省するのが先だ。  


 国土強靱化を掲げて公共工事を 

増やしても、西日本豪雨で愛媛の 

肱川は氾濫。

農林水産業を活性化させると言い 

ながら、TPP11や日欧EPAで 

農産物関税は大幅引き下げ。 

いくらTAGだと言いつくろっても、 

日米FTA交渉ではそれ以上を 

求められるのは必至だ。 

全世代型社会保障もメチャクチャ。 

待機児童は3年連続で増加する一方で、

株式運用で公的年金は ヨタヨタ。 

支給開始年齢を70歳に引き上げて

帳尻合わせ。 

これでは死ぬまで働けと迫って 

いるも同然だ。  


 “デフレ脱却”のアベノミクスは 

ついに口にしなくなり、 

女性活躍の“目玉”の片山さつき 

地方創生相に口利きワイロ疑惑 

が浮上。 

1億総活躍社会の裏で官公庁では

 障害者水増し雇用が横行する。 

「生産性革命」は残業代ゼロで働かせ

放題の高度プロフェッショナル制度

の導入だ。 


 モリカケ問題から逃げ回る安倍の下、

「全員野球内閣」の本領発揮と 

ばかりに閣僚らの不祥事が噴出 

している。 

「政治とカネ」の問題は片山にとど 

まらず、宮腰沖縄北方担当相、 

渡辺復興相、柴山文科相、 

平井科学技術担当相、工藤国交政務官と、

まさに「全員野球」で不正疑惑だ。 

この内閣には腐臭が漂っている。  


 野党は安倍政権が掲げた政策を 

一つ一つキッチリ検証し、 

安倍がいかにフェイクな印象操作に 

終始しているかを暴くことが不可欠 だ。 

公文書やデータを改ざんしてもおとがめ

ナシ。 

失言や暴言を吐き散らしても責任を 

問われない。 

日本の社会を根底から破壊するありさま

を徹底的に追及し、白日の下にさらして

もらいたい。 


 安倍は改憲と同時に愛国心を育てる 

教育改革にも固執している。 

世論の反発が強い道徳の教科化は 

小学校で今年度から始まり、 

中学校は来年度からだ。 

まさか首相になれば 

「嘘をついても大丈夫」 

「約束は守らなくていい」 

「困ったら公文書を改ざんする」と

教える のではないでしょうね。 


 【転載終了】 

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 一強による強権で次々法案を強行採決。  


 一番心配なのは、経済政策(アベノミクス) 

の失敗ですよね。  


 一方で日本が米国との安保より中国との

経済を大事にしたという見方もあります。  


 安倍政権は、経済政策で覆いこまれている、 

ということでしょうか。 


  次の記事は、消費増税について書きます。  


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