日銀による株価操縦・・・
小笠原誠治の経済ニュースゼミ
【転載開始】
■日銀による株価操縦
2018年10月30日
東京新聞の記事です。
日銀は二十九日、日経平均株価に
連動する上場投資信託(ETF)を
七百十五億円買い入れ、
十月の購入額が月額ベースで過去
最高の八千六百七十六億円となった。
十月は米国の株価急落をきっかけに
世界的な株安が進み、日経平均も
急落した。
日銀はこれまでETF買い入れは株価
押し上げのためでないと主張してきた
が、市場が不安定だった同月の購入額
が急膨張したことで、日銀による
「株価テコ入れ政策」の色彩が鮮明
になった。
(岸本拓也)
ETFは、複数の大企業の株式を
組み合わせた投資信託で、日経平均
株価などに沿って値動きするように
構成されている。
日銀はETFの購入額を段階的に増額
しており、現在は年間六兆円を買い
入れる方針を掲げている。
日銀は買い入れ基準を明らかにして
いないが、市場では
「株価が大きく下がると、日銀が午後に
ETFを買う」(大手証券)といわれ
てきた。
今月は、日経平均株価が二日にバブル
後最高値を更新した後、米国株などの
下落に引きずられ、三週間余りで
三〇〇〇円超下落した。
日銀は株価が下がるたびに、ETFを
毎回、七百億円ほど購入。
買い入れ合計は二十九日までにこれ
までの最高だった今年三月
(八千三百三十三億円)を上回った。
三月も日経平均が一〇〇〇円近く急落
するなど株価が不安定だった。
買い入れ回数も過去最多タイの十二回。
この日の東京市場も下落基調だったが
日銀の買い支えなどで、落幅は 小幅に
とどまった。
株が下がれば日銀が買い支えに動く
状況が定着すれば、
「下がっても日銀が買ってくれる」と
投資家がリスクを甘く考え、バブルに
つながりやすくなる。
-以上ー
今の世の中、何から何までデタラメばかり
で開いた口が塞がりませんが…
日本は市場経済国家ではなかった のか?
日銀によるETF買いも、少なくても名目上
は2%の物価目標を達成するための道具で
あるとされていた訳ですが…
今や恥も外聞もなく、 こうして株価対策の
ために日銀がETF を買い入れる、と。
黒田総裁に対して、 貴方は恥を知らない
のかと言いたい!
要するに、黒田総裁は、市場を壊している、
と。
株式市場に国債市場。
それらのマーケットで成立する価格は皆、
インチキ!
流石にアベシンゾウが選んだ総裁だけの
ことはあります。
こうして日銀が多くの企業の大株主になる
訳ですから、コーポレートガバナンスも滅茶
苦茶になりますわな。
そうでしょう?
政府自身が平気で虚偽答弁を繰り返す存在
なのですから。
【転載終了】
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全くもって、同じ気持ちです。
異常な市場操作は、過去にも例の
ないような事だと思います。
外資のいいカモになっているだけで
あり、自国の投資家には迷惑なだけですね。
まさか、来年の10月まで続けるつもり
ではないでしょうね?
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