消費増税分6万円 固定費で削減する・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■消費増税分6万円 固定費で削減する
マイカーの固定費は年間60万円
カーシェアで3分の1に圧縮
公開日:2018/11/02
来年10月1日に消費税が10%に
引き上げられる。
政府が野放図に借金を重ねてきた
ツケが、しれっと国民に回される格好だ。
とても納得がいくものではないが、
安倍1強の中、政策が変わる見込みは薄く、
生活防衛は始めなければならない。
今回は車について考えた。
アラフィフ世代の記者が幼少期の頃、
カー、クーラー、カラーテレビが「3C」
と呼ばれた。
自動車は生活必需品のひとつであり、
中流階級の会員証でもあった。
おかげで大人になれば買うのが当たり前と
いう感覚を引きずってきたが、来年の増税
で都市部のサラリーマン は平均6万円もの
負担増になるという。
一度、車がない生活について検討してみる
ことにした。
まずは手持ちの車を売るとしよう。
記者は8年前にトヨタのプリウスを購入した。
新車価格は200万円ちょっと。
トヨタのHPで下取り価格をシミュレーション
すると、47万円と出た。
もっともこれは新車を買うのが前提の値段だろう。
売るだけではもっと安くなる可能性が高いし、
そもそもこの金額で売れるとも限らない。
それでも数十万円が手元に残るとすれば、
悪くない話だ。
現在、車に掛かっている費用は、毎月の駐車場代
とガソリン代のほか、税金、保険、車検、整備費
など。
駐車場は3万3000円×12カ月、
税金は自動車税と重量税で4万7000円、
保険は8万円弱なので、これだけで総額52万円
ほどになる。
原油高騰のあおりを受けるガソリン 代は、最近、
近所のスタンドで150円まで上昇。
リッター27キロぐらいは走るので、年間5000
キロ走れば2万7777円。
車検と法定点検の費用を1年分にならすと5万円弱。
これらを合計すると、1年間で総額60万円近くを
使っていることになった。
車を売り、費用がゼロになると、100万円ぐらい
が浮くことになる。
増税分をカバーしてもおつりがくる金額だ。
問題は、車のない生活ができるか。
近所に買い物に行ったりするのは歩きや自転車
でもいい。
それでも紅葉を見に出かけたり、温泉でゆっくり
したりするときは車で出かけたいもの。
そこでカーシェアについて調べて みた。
大手で最も安いのは、オリックスカーシェアの
「個人Aプラン」。
プリウスを借りた場合の料金は、15分200円だ。
12時間パックなら5200円に1キロ 当たり
16円の距離料金がかかる。
例えば都内から箱根湯本まで日帰りした場合、
片道100キロぐらいだから、
16円×往復200キロ で3200円が加算されて
総額8400円になる計算だ。
ガソリン代と保険料は料金に含まれるので、
支払いはこれだけ。
月額基本料として980円がかかるが、これは
料金総額から引かれる。
毎月利用すれば、実質的にかからないのと同じだ。
月2回ペースで出かけても、年間20万円ちょっと。
マイカーの固定費が60万円ぐらい かかっている
現状からすれば、3分の1に圧縮できることになる。
利用しない月がある場合は、 月額基本料がゼロの
「個人Bプラン」 の方がいいようだが、
これでプリウスを借りた場合は15分 300円で、
12時間パックが 7800円+1キロ当たり16円
の距離料金がかかる。
それなら年会費も月会費も無料のdカーシェアを
利用する方が安い。
こちらもオリックスカーシェアの車を利用する
サービスだが、プリウスを借りた場合は15分220円
で12時間パックなら6500円+1キロ 当たり16円
の距離料金だ。
自動車ジャーナリストの横田晃氏からは、改めて
「カーリースも含めて選択肢は多くなっているので、
一度、自分の カーライフを検証し、本当に何が
必要なのか考えてみるべきですね」 とアドバイス
された。 週末は家族会議か……。
【転載終了】
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移動手段としての車なら、カーシェアはいいと
思いますね。
車好きは、所有することにステータス があるから、
経費は黙殺するしかない ですね。
しかし、多重課税だけは、何とかしてほしいです
よね。
税体系だけ見れば、日本は特殊な国と言えると思う
のですが?
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