信用されない日銀が招くデフレ地獄。
MONEY VOICE
【転載開始】
■信用されない日銀が招くデフレ地獄。
一方、世界では「国民本位の政策」が主流に
物価目標2%は夢のまた夢。
日銀が国民に全く信用されていない中で、
円高(デフレ)現象が起きています。
この不思議な現象は、どういう結末を
迎えるのでしょうか。
(『ニューヨーク1本勝負、
きょうのニュース はコレ!』児島康孝)
信用されない日銀と、信用度が高すぎる
円。
このねじれが大問題に
■物価見通しをさらに下げた日銀
昨日、日銀の金融政策(定例)が発表
されました
(※編注:金融緩和策の現状維持が決まり、
物価見通しについては18年度を0.9%、
19年度を1.4%、20年度を1.5%として
各0.1~0.2ポイント下げています)。
もはや目標インフレ率2%と言っても、
誰も信用しないという事態です。
日銀が全く信用されていないわけですが、
一方で、通貨の信任度(=デフレ現象)は
異常に強い状態です。
果たして、これはどうなろうとしているの
でしょうか。
■信用されない日銀、信用度が強すぎる「円」
いびつな異常現象が続いています。
日銀が、物価上昇率(インフレ率)の目標2%と
言っても、誰も信用しません。
しかし、中央銀行が全く信用されていないにも
かかわらず、その通貨の「円」は異常な通貨高
(=デフレ状態)です。
デフレ状態が続くのは、日銀が短期金利を高め
にしているからで、いわゆる 「普通預金的なもの」
の金利が高いから(=金融引き締め)であると
いう話は、これまでも当メルマガで読者の方に
お伝えしてきました。
普通預金的なものの金利が高いので、日銀当座預金
や企業の内部留保が「有利」となり、積み上がって
いるわけです。
マネーは市中に出てゆかず、マネー不足(=デフレ)
になります。
こうしたデフレ状態は、「通貨の信任」が強すぎる
ときに起きます。
そして、国民生活には大きなダメージ。
しかし、日銀は信用されていません。
この異常な「ねじれ」は、どのような結末を迎える
のでしょう。
■いずれ「ねじれ」は解消するが・・・
この「ねじれ」は、いずれ解消します。
歴史をみても、通貨高のままということはあり得ない
からです。
では、英国のポンド安のようなことに なるのか?
幕府の滅亡や交代か?果たして、違うことが起きるのか?
戦乱や大災害による「ねじれ」解消がよくあることも、
以前のメルマガで書いた通りです。
国民にとっては、現在の「デフレ金融政策」が、
いち早く転換されることを望むばかりです。
■世界的には、政策転換が起きている
世界に目を向けますと、グローバル路線の修正
という形で政策転換が起きています。
ドイツのメルケル首相も、さすがに国民の
反移民・反難民感情が「爆発状態」であり、党首交代
しか方法がなかったのでしょう。
当メルマガでお伝えしてきました通り、ドイツでは、
移民や難民によるドイツ国民の雇用機会の減少・治安
悪化が明らかとなり、メルケル首相の路線に国民が反対
の声を上げているのです。
アメリカがトランプ大統領となり、ポルトガルは
左翼政権。
イタリアは「同盟」「五つ星運動」の政権へ。
ブラジルは、ボルソナロ大統領の右派の新政権。
英国でも、メイ首相は「袋小路」に入ってしまっており、
前ロンドン市長、前外相の ボリス・ジョンソン氏らの
意見が強まっています。
世界的には、「大衆のための経済政策」がトレンド
になってきているのです。
ポルトガルは左翼ですが、各国の政策は右・左に
かかわらず、グローバル路線を修正し、自国民の保護
や内需振興に重点を置いています。
つまり、右か左かはあまり関係なく、国民本位かどうか
ということです。
■日銀もいずれ大転換を迫られる
こうした世界的な潮流の中で、日銀は、国民を苦しめる
デフレ=通貨高の金融政策をずっと持続しているわけです。
大衆路線・インフレ率回復・金利回復という世界的な
トレンドの中で、日銀のデフレ政策(失敗)がいずれ明ら
かとなり、何らかの大規模な転換をせざるを得ない状態と
なるでしょう。
■日銀「ETF買い」の損失を国民が負担することに?
その時はくれぐれも、株価対策で日経平均2万円超で
日銀が買ったETF(株式)が損失となっても、
国民負担とか言わないでいただきたいものです。
日経平均1万円割れの頃ならまだしも、現在の株価水準
で買って、最終的に損失となっても、何ら不思議はあり
ません。
短期金利の水準を高くしてデフレを持続させ
(=金融引き締め)、一方でETF(株式)を買う。
このような極めて矛盾した金融政策の結果は、国民負担
ではなく、負担は「日銀第一」でお願いしましょう。
【転載終了】
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日本はどうして世界から一歩も二歩も
遅れてしまうのでしょうか?
本来独立していなければならない日銀
の政策決定委員会が政権にコントロール
されているからでしょうか?
全ては「アベノミクス」ですね。
あの高い支持率でEUをリードしてきた
メルケルでさえ支持率が低下し、
首相再選をあきらめざるを得なくなりました。
碌な政策も打てなかった日本は・・・
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