姑息“安倍隠し”改憲は日本会議と二人三脚・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■内部文書を入手 姑息“安倍隠し”改憲は 

 日本会議と二人三脚 

 公開日:2018/11/06 


 また、小手先の目くらましで突破 

するつもりか。 

自民党の下村博文党憲法改正 

推進本部長が3日、北海道北斗市 

で開かれた党支部の研修会で講演。 

改憲論議について 

「安倍色を払拭して……」と言い出し た。

 一方、日刊ゲンダイは下村名で 

各選挙区支部長に出された内部 

文書を入手。 

「共鳴する民間団体」と協力して改憲 世論を喚起するよう要請するものだ。 

国民不在のまま、改憲に向けた 

地ならしが着々と進んでいる。 


  総裁選後の党役員人事で憲法改正 

推進本部長に就任した下村は、 

改憲機運を高めるための全国行脚を 

スタート。 

3日の講演はその第1弾だ。 


 「いつも解釈改憲するのではなく、 

時代や環境の変化に応じて改正、 

修正すべきだ」  


 こう言って改憲の必要性を訴え、 

国会での議論活性化に向けて 

野党側と水面下で接触している 

ことを明かした。 

野党には 

「安倍首相の下での憲法改正には 

賛成できないとの拒否反応がある」 

というのだ。 


 下村は講演後、記者団に対して、 

「安倍政権の下では議論したくない 

と思っている人が多い。

自民党全体 でしっかり対応しながら、

『安倍色』 を払拭していくことが必要だ」

と話した。 

「安倍色」を隠せば、国民も野党も 

改憲論議に乗ってくると考えている 

ようだ。  


 「野党を巻き込むために“安倍隠し” 

をもくろんでいるのでしょうが、

そんな 姑息な手は通用しませんよ。

改憲 推進本部長に側近の下村博文氏、 

総務会長に腹心の加藤勝信氏、 

衆院憲法審の筆頭幹事に安倍首相 

と思想信条が近い新藤義孝氏らを 

起用した布陣を見るだけでも、安倍 

カラーは隠しようがない。そもそも、 

9条に自衛隊の存在を明記するなど 

といった『改憲4項目』も、党の総務会 

で了承を得たものではないのです。 

安倍首相の“私案”とでも呼ぶほかなく、 

どこからどう見ても安倍色の改憲ゴリ 

押しです」 

(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法) 


 ■各支部長には連携を通達  


 10月29日には、下村と山口泰明 

組織運動本部長の連名で、 年内をめどに、

全国に289ある選挙区 支部ごとに

「憲法改正推進本部」を 設置するよう

文書で要請。


  この文書では、

 「我が党の憲法改正案に共鳴する民間 

団体の要請に応え」

「国民投票に向けた 世論喚起を推進する

連絡会議の設立」 にも協力するよう求め

ている。  


 「ここに書かれている民間団体とは、 

言うまでもなく日本会議系の団体のこと 

です。安倍首相が昨年の5月3日、改憲 

の具体案や、2020年に新憲法施行と 

いうスケジュールを唐突にブチ上げたの 

も、日本会議が主導する改憲派の集会 

でした。首相の改憲案の“ネタ元”は 

日本会議だといわれている。国家の根幹 

をなす憲法を改正するという大事業が、 

一団体の意向に引きずられていいのか、 

という声は党内にもあります」 

(自民党関係者)  


 行政府の長である安倍が改憲に前のめり

になっていることには、連立を組む公明党

からも批判が出ている。 憲法上、改憲を

発議するのは立法府であり、首相は無権限

だからだ。 

公明党の山口 代表も

「政府は余計な口出しをしないでほしい」と

苦言を呈している。 


 「世論調査の数字を見れば分かるように、

国民は拙速な改憲を求めていない。歴史に

名を残したいというようなヨコシマな思惑 

で無理にやろうとするから、あちこちに矛盾 

が生じるのです」(金子勝氏) 


 日本会議と二人三脚で改憲を進めようと 

したところで、「安倍色」も「安倍隠し」も、 

しょせんは無理筋な話なのだ。 


 【転載終了】 

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 日本国民のほとんどはご存じない 

のかもしれませんが、安倍首相と 

密接な関係にある「日本会議」は、

 海外から“危険団体”として注視 

されている団体です。


  特に、近隣諸国を含め、日本の改憲 

を視野に、日本を仮想敵国とした国が 

増えています。 


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