「水道水」がコーラよりも高くなる日・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■民営化で料金5倍に?
「水道水」がコーラよりも高くなる日
公開日:2018/11/10
今国会での成立が確実視されて
いる「水道法改正案」。
さすがに、市民の生命に直結する
だけに、自民や公明の内部からも
反発の声が上がっている。
新潟県議会では自民党議員までも
水道法改正案に反対する意見書に
賛同している。
法案では上下水道施設は行政が
所有し、運営権を民間に委託する
「コンセッション」(官民連携)
方式をとるが、事実上の民間への
丸投げ。
現場からも厳しい声が上がっている。
「水道事業は人口減少で利益が
減る一方。民間に委託したら、利益
のために水道料金を上げるのは確実。
結局、市民にしわ寄せがくるだけで
すよ」
(水道事業に詳しい自治体関係者)
法案が成立すれば日本中の水道
事業が海外の巨大水道会社に食い
荒らされる恐れがある。
すでに浜松市は昨年10月、
下水道部門の運営権を水メジャー
の最大手、仏ヴェオリア社を中心と
する「特別目的会社」に約25億円
で売却している。
水道を民営化するとどうなるのか。
1997年、フィリピンのマニラでは
水道料金が5倍になり、99年、
アメリカのアトランタでは蛇口から
茶色い水が出たという。
水道料金が高騰するのも間違いない
だろう。
コーラより高くなるという冗談の
ような話まで出てきている。
南アフリカでは、料金の高騰で
1000万人以上が水道を利用できなく
なった。
こうした事態を受けて、世界では
民営化した水道事業を再度公営化して
いる。
英国の調査機関によると、2000年
からの15年間に世界37カ国で235
の水道事業が再公営化された。
日本だけが十分な議論や説明もない
まま民営化を進めるという異常事態。
この異様な状況について政治評論家
の山口朝雄氏はこう言う。
「自分の実績づくりのために、市民
の命に関わる重要な水道事業を十分な
説明もないまま勝手に民営化させる。
安倍独裁体制の最たるものです」
市民の命に関わる水道民営化を拙速
に決めるなんて、もってのほかだ。
【転載終了】
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確か、麻生氏がCSIS(戦略国際問題研究所)
での演説の中で、水道民営化の発言したのが、
本格的な法案化の始まりだったと記憶していま
すが。
水道事業は意外とコストがかかり、
水質の
低下も懸念されています。
安倍・麻生コンビは碌なことしませんね。
カジノ法案もそうですが、米国の命令で
動くから国益など全く度外視ですよね。
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