65歳からのハローワーク・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
65歳からのハローワーク
■65歳目前の日刊ゲンダイ記者
ハローワークで実際に職探し
公開日:2018/11/23
新宿、飯田橋、上野など、都内
には17カ所のハローワークがある。
そこには、働く人を求める企業から
の求人がズラリと並ぶ。
パソコンでの求人検索は、若者も
シニアも、在職者も失業者もだれでも
タダでできる。
だが、問題は、「65歳の求人」がある
かだ。
「ハローワーク飯田橋」は、地下鉄
東西線・飯田橋駅から徒歩5分。
仕事を探している人は、まず、2階
の受付へ。
白髪頭の記者が、
「自分の年齢でどんな求人がある
のか調べたい」と告げると、担当
女性が「登録しますか?」と聞いて
きた。
「パソコンで仕事を探すだけなら
登録ナシでできますけど」と言う。
登録すれば就職相談ができるらしい。
今回は前者を選び、パソコンの位置
が数字で示されたファイルを受け取り、
席へ向かう。
図書館のような配列の席は50番
まである。
ほぼ目線の高さに仕切りがあり、
3分の1ほどが埋まっていた。
白髪頭はほぼゼロ。
大半が画面のタッチパネルを操作
しながら、黙々と職探しをしている。
2択、3択などの設問に答える形
で画面にタッチしながら次画面に
進むだけ。
パソコンに自信がない人でも難しさ
はない。
今回は60歳定年後、継続雇用で
働く64歳の男性が次の仕事を探す
設定で入力操作した。
「年齢64歳」「フルタイム」と入力する
と、すぐさま、求人数がヒットする。
10万1513件。スゴイ数だ。
続いて「正社員」をチョイスすると
6万3350件に。
職種は「こだわらない」を選んだものの、
勤務地は自宅近くがいいと思い、
23区内から「墨田・江戸川」「江東区」
「中央区」の3カ所を選択。
と、4084件と激減。
一瞬、不安がよぎる。
■詳細をチェックして愕然と・・・
絞り込みは続く。
賃金欄を「15万円以上」で、
4070件に。
休日は「土日祝」希望だと1159件
まで 減ってしまった。
このトシで、勤務地や休みにこだわる
職探しは無理筋ということか。
最後に就業時間を「8・30~17」と
打ち込むと、48件しか残らなかった。
そして、求人の詳細をチェックして
愕然とした。
「弁理士補助業務。英検1級または
TOEIC650点以上」
「ケアマネジャー(介護支援専門員)」
等々、専門的知識や資格を必要と
する求人が大半。
現実は甘くはないのだ。
だからといって、諦めるのは早い。
「年齢不問」の求人が何件もあったし、
「65歳以下」や「60歳以上」のくくり
で探すとヒット数は増えた。
また、65歳以降は「週に2、3日でいい」
という人は、働き方を変えて「パート」で
探してみたい。
先の条件で年齢を「65歳」「パート」
に変更して再入力すると221件がヒット。
「年齢不問」の求人が大半で「清掃」
「ホールスタッフ」「調理補助」「配送助手」
などが出てきた。
時給は1000~1200円程度だが、
健康保険に加入できる求人もあった。
探す価値はあるだろう。
■新設の「シニア応援コーナー」は役に
立ちそう
東京労働局のまとめによると、
65歳以上の新規求職者数
(都内ハローワークの職業紹介取り扱い
状況)は、着実に増加傾向を示している
(一般+パート)。
・13年度…4万674
・14年度…4万4376
・15年度…4万4836
・16年度…4万6307
・17年度…4万8715
・18年度…2万8162
(18年は4~9月末)
就職率も同様に増えているのは好材料だ。
高齢者雇用を担当する伊勢田浩二係長が
言う。
「都内のハローワークでは、この4月から
シニア応援コーナーを新たにスタートしま
した。シニア世代の求人ニーズが高まる中、
65歳以上の就職をサポートする窓口です。
飯田橋のシニアコーナーも同じです。ここは
シニア世代の採用に意欲的な企業の情報を
提供し、履歴書や職務経歴書の書き方指導や、
ボイラー技士、電気工事士など技能習得の
ための講習情報も提供します。ハローワーク
の相談窓口同様、ぜひ活用 してください」
“生涯現役”の助っ人登場かもしれない。
【転載終了】
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これからは、65歳以上の方も、
ハローワークに増えてくるので
しょうかね。
無理がかからない、いい仕事が
見つかればいいですね。
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