日産にルノーが送る「西川追放」の刺客・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■経営危機時に密約・・・
日産にルノーが送る「西川追放」の刺客
公開日:2018/11/27
カルロス・ゴーン容疑者(64)を
会長職から解任した日産は、
一気にルノー支配を断ち切るつもりだ。
自主独立の経営体制を画策している
西川広人社長は、ルノーとの資本関係
を見直し、経営の自主性を高める方針
だという。
ゴーンの後任会長も自分たちで決め
ようとしている。
しかし、本当にうまくいくのかどうか。
ルノーやフランス政府は黙っていない
からだ。
日産の取締役会は会長が招集する
ことになっている。
ゴーン逮捕で会長不在の日産は、
現取締役の中から早期に決めたい
意向だ。
さらに、川口均専務執行役員が
菅官房長官に日本政府のバックアップ
をお願いするなど、“脱ルノー”に向けた
動きを加速させている。
しかし、43%の日産株を保有し
議決権を持つルノーやマクロン大統領は、
あくまで主導権を握り続けるつもりで
いる。
フランス世論は、ゴーン逮捕を
「まるでブルータス」「日本人は恩知らず」
とカンカンだ。
ルノーもゴーンのことを解任していない。
フランスのルメール経済・財務相も25日、
ルノーと日産の企業連合のトップは、
ルノー出身者が望ましいとの考えを示した。
この先、日産はルノーの影響力を薄める
ために、新株発行などあらゆる手段を
講じるとみられている。
しかし、日産が“ルノー支配”から脱する
のはそう簡単じゃない。
19年前の“密約”があるからだ。
「どうやら、日産の経営を担う会長など
トップクラスの役員は、ルノーから迎える
との取り決めがあるようなのです。 19年
前、経営危機の日産にルノーが 出資して
救済した際に締結されたよう です」
(自動車業界関係者)
経営危機の時、手を差し伸べた恩を
ないがしろにされないようルノーは手
を打っていたのだ。
何より、ルノーが日産株の43%を押さ
える大株主なのは紛れもない事実だ。
ルノーは日産に対し、ゴーン以上の
強硬派を送り込んでくる可能性がある。
果たしてどんな役員を送り込んでくる
のか――。
経済ジャーナリストの小宮和行氏が 言う。
「ルノーやフランス政府にとって日産
ほどおいしい提携先はありません。当然、
日産との関係を強化することが“新役員” の
ミッションです。今は、ゴーン容疑者の
司法の行方を注視していますが、もし、
ゴーン容疑者の犯罪が悪質ならば、穏や
かな統治型の役員を送ってくるでしょう。
逆に、ゴーン容疑者が不当に扱われ、
日産や日本の司法がけしからんということ
になれば、フランス世論も許さないでしょ
うから、強硬派の役員を送ってくることも
あるでしょう」
これまで、ゴーンが日産・ルノーの “緩衝材”
になっていた面もある。
ゴーン追放で、日産は主導権を握るどころか、
強硬派刺客の下、ルノーに 完全支配される
かもしれない。
【転載終了】
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ちょっと、気になるのが、ゴーン氏の
容疑です。
有価証券報告書虚偽記載ですが、
脱税容疑がまったく出てこないのです。
ゴーン氏が、容疑を認めないからかも
しれませんが、容疑として脱税も出て
きてもいいと思うのですが?
となると、記事のような状況も考えられ
ますし、辞め検弁護士の大鶴氏も気になる
ところです。
スピン報道という声もあるのですが、
可能性としては考えられることだと思い
ます。
入管法改正案(移民法)と水道事業
民営化を国民の目から逸らす意図 なのかも?
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