「防衛大綱」再改訂で専守防衛は葬られる・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■戦闘機に1兆円・・・
「防衛大綱」再改訂で専守防衛は葬られる
公開日:2018/11/30
1兆円分の戦闘機をお買い上げだそうだ。
政府が12月中にまとめる新たな
「防衛計画の大綱(防衛大綱)」に、
海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を
改修して戦闘機を搭載できるように
する事実上の空母化や、 艦載する
最新鋭ステルス戦闘機 「F35B」
の導入を明記する方針を固めた。
安倍政権がいずもの空母化を
もくろんでいることは、
以前からたびたび報じられてきたが、
昨年12月には当時の小野寺防衛相
が「改修に向けた具体的な検討は
行っていない」と否定。
それから1年足らずで、一気に舵を
切ってきた。
軍事評論家の前田哲男氏が言う。
「いずもの空母化と短距離離陸が
可能なF35Bの導入で、先制攻撃
を可能にする軍事力を保持し、
太平洋やインド洋にまで展開できる
ようになる。『専守防衛』からの完全
な転換です。安倍内閣は政権奪還後
の2013年にも防衛大綱を改定して
いますが、大綱は本来、10年間ほど
の長期方針を定めたもので、ひとつ
の内閣で2度も改定するのは初めて。
15年に安保法を改めて集団的自衛権
の行使が可能になったため、それに
合わせて自衛隊がやれるようになった
ことを次々と大綱に盛り込もうという
ことです」
これまで、政府は
「攻撃型空母の保有は専守防衛の立場
から許されない」という答弁を堅持して
きた。
ところが、専守防衛を捨てるという
重大な転換が、国会の議論も経ずに、
防衛大綱の閣議決定で決められて
しまう。
もはや憲法なんてないに等しい。
改憲する必要もないのだ。
政府はすでに通常の滑走路離着陸用
の「F35A」を42機配備すること
を決めているが、防衛大綱の改定に
合わせ、F35のA型とB型を合わせ
て100機も追加導入する方針だ。
取得費用は1兆円を超える。
今年度予算で社会保障費を1300億円
も削っておきながら、米国産武器の購入
には、その数倍のカネをポンと出すので
ある。
「兵器の購入には税金が使われている
のに、国民は負担感が薄い。それをいい
ことに、専守防衛をかな ぐり捨て、
トランプ大統領を喜ばせるための巨額
ショッピングを続けている のが現政権です」
(前田哲男氏)
消費税を上げたところで、武器調達で
米国に吸い上げられていくのがオチ。
こんなデタラメを国民はいつまで許して
いるのか。
【転載終了】
************************
日本に拒否権はないですからね。
海自の役割は、あくまでも米空母を
守るのが主目的だということを忘れて
はいけないでしょうね。
防衛費増大も、米国の経済危機の
現れかも?
まあ、米中経済戦争も米国にブーメラン
になっているみたいですしね。
0コメント