50代男は正社員はもとよりアルバイトさえ面接でハネられる!
日刊ゲンダイDIGITAL
潜入ルポ 派遣バイトの実態
【転載開始】
■50代男は正社員はもとよりアルバイトさえ
面接でハネられる 公開日:2018/12/04
私のような五十路男の就職は
厳しい。
正社員はもとより、アルバイトさえ
も面接で落とされる。
最初は楽勝かとパン屋にアパレル、
スーパーと幅広く応募したが、
ことごとくアウト。
最後に受けたファストフード店で
やっと採用が決まった。
ところが、レジに接客、ドライブスルー
にドリンクの準備などを一度にこなさ
なければならず、ロートルにはとても
勤まらない。
1カ月ほどでケツを割り、再び失業者
に逆戻り。
バイト募集のサイトを見ていたところ、
日雇いバイトと称した日雇い派遣に
行きついた。
派遣会社がバイト先を紹介するという
システムだが、日雇い派遣はそもそも
禁止されているのでは?
2012年に改正された労働者派遣法
は30日以内の日雇いを原則禁止した。
ところが、これには抜け道があり、
労働者自身が日雇いを希望する形を
取ることで、これをクリアできるという
のだ。
法律すれすれでも失業者にすれば、
ワラにもすがる思いでエントリーする
しかない。
早速、派遣会社に登録し、日雇い仕事に
精を出しているという次第だ。
そんな崖っぷち日雇い労働者には
カチンとくる出来事があった。
「このあいだのバイト、いろんなこと
をやらされて嫌になって辞めちゃった。
つなぎの派遣も悪くないねー」
こんな会話を社員食堂で漏れ聞く。
割りばしを持つ手が震える。
「こっちはバイトの面接すら受から
ないのになんというぜいたく。なめる
のもいい加減にしてほしい」
声には出せない、心の叫びだった。
実はこの連載を始める前、 内職もした。
アンテナのパーツを組み立てて 個50銭。
1時間頑張っても300個が精いっぱい
なので、時給に換算すれば150円。
手にマメを作りながら頑張っても
1日2000円が限度だった。
ところが、日雇い派遣なら1日
8000円くらいは稼げる。
ただ、仕事があるだけありがたいが、
50オーバーで荷役労働はキツイし、
収入が安定しないことも気にかかる。
さらに慣れない職場での人間関係、
新しいことを覚えなくてはならない
プレッシャー、スタッフに怒鳴り散ら
されるストレスは筆舌に尽くしがたい。
そこで、長期派遣(半年から1年)
の事務職に応募してみた。
派遣会社のHPに大手企業の求人
情報が数多く紹介されていたからだ。
もっとも、派遣会社は
「ああ、それもういっぱいになっちゃ
って他を当たりましょう」と のらり
くらり。
どうやら、おっさんの事務職は
お呼びでないらしい。
エントリーシートに書いたサラリーマン
時代のパソコンスキルは一体何だった
のか。
文句を言っても一銭にもならない。
覚悟を決めて、今日も肉体労働に
出向くのだった。
【転載終了】
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派遣や契約社員は、連休月の 収入が、
12万円~13万円/月 くらいに減ります。
通常は、16万円くらいでしょうか。
私の場合は、地方でも比較的
いい条件のような気がします。
時給1000円で、夏・冬0.5ヶ月
のボーナスも出ましたから。
もう一つ、県下でも業績の良い企業
での条件は、自給760円、
(女性は640円)ボーナスなしで、
作業もきついです。
休日は、週一で、盆、正月はない 所です。
元会社から戻ってほしいとの連絡
があったので、1週間で辞めさせて
いただきました。
この企業は、80%が非正規なので、
可なりの利益率だと思います。
しかし、70歳まで働こうとしても、
65歳以上の高齢者にどれほどの仕事
があるのか?
いま、安倍政権を支持している
若い方は、老後のシュミレーション
してみることが必要な気がします。
老後難民の姿がおぼろげに見え
てくるのではないでしょうか。
子供さんも親(現在の40代層)の
面倒を看れる余裕があるかどうか?
財界が「文系の学卒はもう必要 ない」
との発言が。
理系に偏重するのでしょうか?
学部選びも難しくなりそうですね。
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