水道民営化でもインチキ発覚・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■水道民営化でもインチキ発覚
厚労省調査の失敗例は3件のみ
公開日:2018/12/05
4日、参院で可決された水道法
改正案を巡り、重大な問題が
発覚した。
立憲民主党の石橋通宏参院議員
が参院の厚生労働委で、
水道民営化について根本匠厚労相
を追及。
石橋議員は質疑の冒頭、
こう暴露した。
「世界でも(水道)再公営化の事例
が続出しているが、厚労省は今回の
法案提出にあたって、この再公営化
の事例を全く研究も調査も分析もして
いない」
要するに、政府は水道民営化の
“失敗例”についてロクに精査しない
まま、法案を通そうとしているのだ。
つい先日、入管法改正案を巡り、
技能実習生の失踪者データが虚偽
だったことが判明し、物議を醸した
ばかり。
政府が自分たちの“失敗”から何も
学んでいないことに呆れてしまうが、
驚きなのは、厚労省が調べ 水道民営化
の失敗例が、たったの3件だと判明
したことである。
しかも、その3件は、
2007~10年 の古い事例である
上に、実際は03~10年の文献から
「コピペ」されたものだったのだ。
英国の調査機関によれば、00年から
の15年間で実に235件もの再公営化
例があったのにもかかわらずである。
石橋議員がこれらのインチキデータ
を指摘すると、根本厚労相はなぜか、
「民営化した地域でどういう問題が
あって失敗したか分析している」と
強弁。
「本質的な問題は何かを踏まえ新制度
を作った」と意味不明な答弁に終始した。
中身スカスカの改正案は5日、
参院本会議で可決され、衆院に送られ
成立の見通し。
石橋議員に改めて聞いた。
「改正するための立法事実がいったい
何なのか疑問です。新制度の導入におい
てメリットを盛り込み、デメリットを減ら
すことは当然ですが、政府は何の調査も
していないため、メリットすら提示でき
ない。大臣は何を根拠に民営化を進める
のか答えませんでした。法案審議によって
立つ根拠がないから、まともに答弁でき
ないのです」
安倍政権は「国民の生命・財産を守る」
なんてうそぶいているが、まともに議論
せず“命の水”を売り飛ばそうというの
だからペテンもいいところだ。
【転載終了】
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結局、お粗末政権の法案なので、
役人も誤魔化しの数字を出さざる
を得ないのでしょう。
今朝のモーニングショーをみていて、
2040年の水道料金の予測をしていま
した。
驚くことに、現在の安いところの
ベスト3は水道料金が変わらない。
現在の高いところベスト3は、
3倍超くらいに上がるとのこと。
安いところでも、民間業者なら利益
優先なので、必ず上がるはずです。
現在、水道管の敷設40年以上の
耐用年数がすぎたところは全体で
10.5%、特に高いところは、大阪府
25.0%、山口県18.0%、奈良県
16.7%と続きます。
素人が考えても水道料金の高騰は
予測できますよね。
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