安倍政権に財界ソッポ ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍政権に財界ソッポ
目玉の「原発輸出」日立凍結で全滅
公開日:2018/12/19
2020年代前半の稼働を目指して
いた 日立製作所の英国での原発建設計画
が 凍結される。
これで、安倍政権の目玉政策である
原発輸出は全て暗礁に乗り上げることに
なる。
時代錯誤の原発輸出に「お付き合い」を
してきた財界からも総スカンを食らった
格好だ。
いよいよ、安倍首相の退陣も近いんじゃ
ないか。
経団連の中西宏明会長は17日の会見
で、自らが会長を務める日立の英国での
原発計画について「難しい。もう限界だ
と 思う」とギブアップ宣言。
日立は英西部のアングルシー島に
原発2基を新設する計画を進めていたが、
当初1兆5000億円だった建設費は
2倍 の3兆円に膨らんだ。
出資企業を確保するのは困難で計画を
凍結する方向だ。
撤退に伴い最大2700億円の損失が発生
する。
2011年3月の福島原発事故にもかか
わらず、12年の政権発足後、
安倍は原発輸出を成長戦略の柱と位置づけ、
自らトップセールスを行ってきた。
日立の凍結で全敗になる。
菅官房長官はきのうの会見で
「日本の原子力技術に対する期待の声は
ある」と強がったが、もともと無理のある
原発輸出は、財界が付き合っただけだった。
「福島原発事故で国内向けの原発建設
は難しくなったため、輸出にカジを切った
のです。今井尚哉首相秘書官が経産省 時代、
旗振り役を務めていた。前のめりの安倍政権
に三菱重工や日立製作所などは乗らざるを
得なかった。ところが、実際には福島事故
を踏まえた安全対策に巨額の費用がかかり、
計画は次々と 頓挫しました」(経産省関係者)
■目に余る無理難題にソッポ
昨年、東芝の米子会社が破綻し、
米国の原発建設は中止になった。
今月には、三菱重工業のトルコへの
原発計画も、建設費が想定の2倍と
なる5兆円に膨らみ、断念する方向に
なった。
日立など日本企業が新設することに
なっていたベトナムやリトアニア、
台湾でも原発計画は凍結や中止に追い
込まれている。
原発輸出は、“安倍首相寄り”の三菱や
日立にまですべて見切られたわけだ。
「法人税減税や残業ゼロの働き方改革
など財界に恩恵を与えてきた安倍政権
ですが、企業も原発輸出というむちゃな
政策には付き合いきれないということで
しょう。安倍首相は最近も、米国製の武器
を買い過ぎて、国内の防衛関連企業62社
に“返済猶予”を求めるようなこともやった。
財界は、無理難題でも言うことを聞くと思い
込んでいるようですが、任期3年を切り、
これまでは従順だった財界でも“安倍離れ”
が加速するのではないか」
(政治評論家・山口朝雄氏)
各社の世論調査で支持率が軒並み下がった
安倍政権。
財界からもソッポを向かれて、崩壊まっし
ぐらだ。
【転載終了】
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典型的なのが東芝ですね。
経営危機を招いています。
官邸が、経産省に特化し、バランスを
失った偏り内閣だから失敗したのでしょう。
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