災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始!
永田町の裏を読む
【転載開始】
■災いがますます広がり深まることを
憂慮する2019年の年始
公開日:2019/01/10
明けましておめでとうございます。
と、まあ、型通りに挨拶をしては
みたものの、到底おめでたいとは
言えないのが2019年である。
昨年の漢字は「災」だったが、
今年はその災いがますます広が
り深まるのではないか。
その最大の根源は米国のトランプ 政権
で、この1月に発足丸2年を 迎える
けれども、すでにまともな 閣僚・
スタッフは残らず去ってし まい、
糸の切れた凧のようになって 一体どこへ
飛んで行ってしまうのか、もはや誰にも
予測不能。
このトランプ政権の行方こそが、
世界の安全保障と経済安定に
とって最大の“脅威”である。
英国のブレグジットも先行き混沌
で、3月にはEUとの離脱条件に
関する合意を欠いたままの離脱と
いう破滅的なハードランディング に
突き進む公算大。 英国と米国という
2つのアングロサクソン国家がダッチ
ロール状態に突き進んでいるのは、
19世紀 と20世紀の覇権国家として
世界 をリードしてきた両国が、いまだ
に自分たちがやりたい放題にしても
世界は後ろに従ってくるにちがいない
という幻覚にとらわれて、世界と自国の
関係について落ちついて考えることが
できない認知障害に陥っているためで
ある。
この2つの老大国をどうやって介護して、
慢性的徘徊や突発的暴力の危険を抑えら
れるかどうかが、新年の世界的な中心
課題である。
翻って、日本にとって何が災いかと
いえば、それはまさに安倍政権である。
トランプとの親しさをテコにして、
この国を浮揚させようというのは
時代錯誤としか言いようがなく、
その矛盾は今年早々から、TAG
交渉開始などを通じて顕在化する
だろう。
くしくも本コラムは、第2次安倍
政権発足直後の13年1月に連載が
始まったので、今月で丸6年になる。
これだけ毎週のように安倍批判を
続けてきても一向に政権が倒れない
のだから、言論の力など知れたもの
だと思うけれども、しかし、この
ところ都内の街頭や地方の講演会場
などで
「毎週、日刊ゲンダイを読んでますよ」
と激励されることがしばしばある。
ほとんどは60~70代のシルバー
世代だが、まことにありがたいこと
である。
この世代の人たちに流行の挨拶は
「安倍政権が倒れないうちに死ぬわけ
にはいかないよね」というもので、
逆に今年、仮に安倍が行き詰まって
倒れたりすると、この世代の方々が
“生きがい”を失ってしまわないか心配
である。
【転載終了】
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トランプ政権は、最後の軍産人脈で
ある、マティス国防長官が辞任がします。
シリア撤退を反対していた唯一の
閣僚を閣内から排除したということ
であり、シリアの内戦は収束に向かう
可能性が出てきました。
只、イギリス、フランスなどは、いまだ
に駐留しているようですが、国内事情
を考えれば何れ撤退せざるを得ないで
しょう。
イギリスは、EU離脱で欧州の小島化
することになり、日本が呼び掛けている
TPPに参加することになるかも?
私もシルバー世代ではありますが、
もうしばらく気力が続くなら、情報発信
を続けていきたいと思います。
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