日銀の株投資24兆円・・・
しんぶん赤旗
【転載開始】
■日銀の株投資24兆円
「日本売り」買い支え
海外投資家ばかり得
日銀による株式市場への投資である
株価指数連動型上場投資信託(ETF)
の購入額が2018年12月までの累計
で23・9兆円にのぼりました。
海外投資家が日本株売りを増やす中、
日銀による株価下支えが異常な額に
達しています。
ETFはいくつもの大企業の株式銘柄
を組み入れた金融商品です。
ETFを買うことによって日銀は間接的に
日本の大企業の株を買い、株価をつり上げ
てきました。
アベノミクス(安倍晋三政権の経済政策)
の主要政策です。
安倍首相は就任翌年の訪米の際、
ニューヨーク証券取引所で講演し、
「バイ・マイ・アベノミクス」
(わがアベノミクスを買ってください)
とまで 言って、日本株買いを呼びかけました。
しかし、17年以降は米国の利上げや
米中貿易摩擦などで世界経済の先行きに
不安が強まり、海外投資家は日本株 の
「売り」を増やしています。
18年には海外投資家が売った株は買った
株を5・7兆円も上回りました。
これに対して日銀は18年だけで6・5兆円
ものETFを買い入れました。
日銀が巨額の下支えをしたことで、
海外投資家は株価が暴落する心配もなく、
安心して保有株を売ることができました。
18年末の株価は17年末から13%も
下落しました。
安倍政権と日銀の株価つり上げ政策は失敗し、
日本株を売り抜けてもうけた海外投資家
ばかりが得をしています。
【転載終了】
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日銀は、一政権維持のために、
中央銀行としてはやってはならない
事をやってしまいました。
今後、苦しい銀行運営を強いら
れることになりそうです。
次期首相や日銀総裁は後始末
するためになりそうですが、当時、
浜矩子氏(同志社大教授)が指摘
したとおり「アホノミクス」でしたね。
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