安倍官邸“大号令”か厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■安倍官邸“大号令”か 

 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作 

 公開日:2019/01/18  


 厚労省の毎月勤労統計(毎勤)の 

不正問題が大紛糾している。 

国会では閉会中審査が実施される 

ことになったが、厚労省の不正処理 

で「アベノミクスの成果」と強調して 

きた実質賃金の向上が“水増し” された

数字と判明。 

ナント、本当は前年比「マイナス」 

だった実質賃金が、「プラス」域に 

までかさ上げされた可能性がある 

のだ。


 厚労省は2004年から、本来全数 

調査すべき「500人以上規模の事業所」 

について、都内計1464事業所のうち、 

3分の1程度の抽出調査しかして

こなかった。 


 不正を理解しながら、長年続けてきた 

というからフザケているが、厚労省は 

なぜか昨年1月から抽出した賃金の 

調査結果を「3倍」にして全数調査に 

近づける不正処理を開始。 

その分、全体の数字を押し上げ、 

この月の勤労統計の賃金は全国で 

前年比約0.6%はね上がった。 

このイカサマ処理で、物価上昇分を 

差し引いた実質賃金まで上振れして 

いたのだ。 


 ■前年比「マイナス」を「プラス」域に 


 17日の野党合同ヒアリングで、 

厚労省の屋敷次郎大臣官房参事官は、 

不正処理をしなかった場合について 

「実質賃金の上昇幅はより小さくなる 

可能性がある」と認めていた。 

厚労省が既に発表している昨年1~ 

11月の実質賃金は、平均で前年比 

プラス0.3%。 

不正処理前の同じ期間の数値は 

マイナスだった可能性もあるという。 


 「毎勤の不正処理による実質賃金 

の伸び率は、0.3~0.8%程度 

かさ上げされたとみられています。 

不正処理前の伸び率は限りなく 

『ゼロ』に近いか、あるいはマイナス

 だった恐れがあるのです」 

(厚労省関係者)  


 厚労省が不正処理を始めた昨年1月 

といえば、安倍首相が経済団体に春闘 

の賃上げ率を「3%にすべし」と、 

異例の数値目標を掲げて要請した 

タイミングと重なる。 

秋の総裁選では、アベノミクスの成果 

として「大企業、中小企業において 

過去最高の賃上げ」と猛アピール。 

厚労省の不正処理でカサ上げされた 

統計は、安倍首相にとって格好の 

“プラス材料”となったわけだ。 

不正処理は、厚労省が安倍官邸に「忖度」

した結果じゃないのか。 

国民民主党の山井和則衆院議員は 

こう言う。 


 「今回の問題は“忖度”というレベルでは 

ないのではないか。厚労省のやったことは、 

統計法にもとる違法行為です。官僚が自ら 

の判断でそんなリスクを冒すでしょうか。 

官邸やその周辺から“指示”が出たと疑われ

ても仕方ありません。当時の加藤勝信厚労

大臣は、今回の一件を『知らなかった』と

言いましたが、とても許されません。職員 

の不法行為を見逃すことは、監督責任を

問われてしかるべきでしょう。閉会中審査 

では徹底的に追及していきます」  


 ちなみに、加藤厚労相は安倍首相から 

「ポスト安倍」に推されるほどの“アベ友”だ。 

裁量労働制を巡る厚労省のデータ不備問題

といい、財務省の公文書改ざんといい、

安倍政権下では霞が関の「偽装」 や「隠蔽」

が当たり前になっている。 


 【転載終了】 

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 本当に、出鱈目な政権ですよね。  


 ノーベル賞物理学者の益川敏英さんが、 

「安倍首相は今までで最悪の総理です」 

 と批判していますね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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